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海外現地発ガイド通信

配慮が行き届いたチェコの筆記具専門店コヒノール


掲載日:2019/04/09 テーマ:ショッピング 行き先: チェコ / プラハ

タグ: お土産 ブランド 雑貨


チェコの筆記具老舗がネルドヴァ通りにあった

パッケージが非常にカラフルで思わず手に取って見たくなる物ばかり パッケージが非常にカラフルで思わず手に取って見たくなる物ばかり

文具、とくに鉛筆やペンなどのステーショナリーに関しては、ヨーロッパのメーカーというとドイツ製が主流なのではないだろうか。ステッドラー、ファーバーカステル、ロットリング、ラミー、モンブランなど、色鉛筆や蛍光マーカー、製図ペン、高級ボールペンなど世界的に有名なメーカーが色々あり、一般にも良く知られている。ところが意外なことに、チェコにはコヒノールという1790年創立の老舗ステーショナリーがあるのだ。日本ではあまり知られていないが、ヨーロッパではかなり有名で、品質の良さも認知されている。ファーバーカステルが1761年に、ステッドラーが1835年に鉛筆工場を設立、その間にフランスのコンテ社が1795年に創立されているのでコヒノールはコンテよりも早かった。

鉛筆の濃さ、色鉛筆の濃淡に気を配っている

鉛筆は硬さによって20種類ほどに分類されている。棚の左上にあるのはハリネズミの鉛筆スタンド 鉛筆は硬さによって20種類ほどに分類されている。棚の左上にあるのはハリネズミの鉛筆スタンド

ここはプラハのヴルタヴァ川左岸、マラー・ストラナ地区のネルドヴァ通りだ。カレル橋を渡ってからプラハ城へ上がっている坂道の途中、左手にコヒノールのショップがある。ショーウィンドウから一見、画材店かと思える外観だが、画材道具に興味がない人でも思わず中に入って見たくなる楽しそうな雰囲気がある。店内には所狭しと色鉛筆、パステル、絵具、筆、様々な濃さの鉛筆、鉛筆削りなど、絵を描く人にはたまらなく魅力的なグッズがたくさん並んでいる。コヒノール社が作っている絵具の筆も数種類あり、1本300円ほどから5000円ほどまで、と幅が広い。木製パレットもあり、これを使えば本格的画家になった気分。大人のための塗り絵もあり、一冊の絵本が自分で作れる。

店内の壁にコヒノールの歴史が判りやすく描かれている

壁一面に描かれたコヒノールの歴史。この店は2015年にオープンしている 壁一面に描かれたコヒノールの歴史。この店は2015年にオープンしている

壁の年表は興味深い。オーストリアのヨーゼフ・ハルトムースは1790年にウィーンで鉛筆工場を設立した。それまでイギリスから輸入していた鉛筆が自国で生産できるようになり、1812年から輸出するようになったのはオーストリアにとって大きな意味を持った。1816年にヨーゼフが亡くなると2人の息子ルートヴィヒとカールが家業を受け継ぎ、ウィーンからボヘミアのブジェヨヴィツェ(現チェコのチェスケー・ブジェヨヴィツェ)に移転した。材料費や人件費がウィーンよりも安かったこと、ヴルタヴァ川を使うことで運搬費も節約できたためだった。それ以降、パリやロンドン、ウィーン、ニューヨークなどの万国博覧会に出品して、行く先々で大きな評価を得る。3代目のフランツの時に社名をハルトムースからコヒノールに変更。世界最大のダイアモンド、Kohinoorにあやかったものだった。

使ってみれば判る品質の良さ

ショーウィンドウにはハリネズミの色鉛筆スタンドも飾られている ショーウィンドウにはハリネズミの色鉛筆スタンドも飾られている

第一次世界大戦でボヘミアはオーストリア帝国から独立し、ブジェヨヴィツェはチェコスロヴァキアの町となった。第二次世界大戦後に国は社会主義国となり、コヒノールは国有化された。社会主義国時代に消えていった企業は山ほどあるがコヒノールは持ちこたえ、ビロード革命後の1992年に再び個人企業として生産を開始。現在では85ヵ国以上に輸出され、チェコ国内には90軒以上の店舗がある。ネルドヴァ通りの店には観光土産にもなる可愛い製品が多い。固形水彩絵具は2段になった12色から6段重ねの36色までが揃う。直径2ミリから5.6ミリまでの芯をくわえ込むホルダーは性能が良いと評判。ハリネズミ形の木製色鉛筆スタンドはプレゼントに喜ばれそう。チェコが誇る世界ブランドのコヒノール。プラハ土産にひとつ如何?

データ

1段のプレートに6色入った固形水彩絵具 1段のプレートに6色入った固形水彩絵具

コヒノール・ハルトムース
KOH-I-NOOR HARDTMUTH

住所:Nerudova 250/13
電話:+420 731 534 401
オープンタイム:10:00〜19:00
休日:なし
アクセス:アクセス:トラム12,15,20,22,23、マロストランスケー・ナームニェスティー下車徒歩3分

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2019/04/09)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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