プラハの街中にただよう甘い香りの正体

夏場は少ないのですが、プラハの街角にお菓子の屋台が出ていることがあります。その時はあたりいっぱいに甘い匂いがするので、ついつい誘われてします。そのお菓子とは、「オプラトキー」のこと。クリームを挟んだ円盤状のウエハース煎餅です。日本の風月堂のゴーフルによく似ているといえば、イメージがしやすいでしょうか。オプラトキーの屋台は、出来合いのオプラトキーを専用の過熱機であたため、手で持つ部分に紙を巻きつけて一枚売りしています。甘い匂いは、オプラトキーを温めているときのものなのです。

パリパリおやつ、オプラトキーはチェコの温泉煎餅 パリパリおやつ、オプラトキーはチェコの温泉煎餅

カルロビバリVSマリアーンスケー ラーズニェ、起源はどっち?

オプラトキーは、もともと温泉保養地で生まれたお菓子です。チェコの温泉は飲用泉が多く、あまり美味しくない温泉水を飲むときの口直しとして生まれたといわれています。チェコ国内の有名な温泉保養地は、カルロビバリとマリアーンスケー・ラーズニェです。両方とも、歴史が古く、モーツァルトやゲーテが訪れたことを自慢にしています。オプラトキーは、どちらの街にもあり、どっちが本家本元か議論になるのですが、よくわからないといわれています。市販されているオプラトキーの箱には、「マリアーンスケー・ラーズニェ」と書かれているので、マリアーンスケー・ラーズニェではないか、ともいわれますが、カルロビバリでは、あまり大きな声で言わないほうがいいでしょう。

お土産にぴったりのお菓子です。軽くて安い!

プラハのスーパーでも、オプラトキーを買うことができます。ヘーゼルナッツやチョコ、バニラなど、いろいろなフレーバーがあります。チェコは乾燥した気候なので、包装もそれにあわせています。そのため、オプラトキーは、湿気の多い日本に持ってくると湿気てしまうことがありますが、そんなときはフライパンやホットプレートで軽く温めるとパリパリの食感が戻ります。最近は、お土産用を意識したのか、缶入りのオプラトキーも売っていますので、こういったものを選んでもいいでしょう。軽くて安くて美味しいので、お土産にぴったり。ぜひどうぞ。