ふっかふかの蒸しパン、クネドリーキ

私がチェコに住んでいたころは、もうずいぶん前になってしまいましたが、今もときどきふと食べたくなるものがあります。それは、クネドリーキ。ふかふかのチェコの蒸しパンです。グヤーシュというパプリカ入りのシチューや、豚肉のソースがけによく添えられています。日本でいうところの、白いご飯のような存在で、それ自体には、味はついていないので、おかずのソースをひたしていただきます。

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スーパーで、クッション発見!それは、クネドリーキ

クネドリーキは、もちろんレストランでも、いただけますが、家庭の食卓にもあがります。スーパーの惣菜コーナーには、なにやらクッションのような、筒状の白いものが置いてあります。これは出来合いのクネドリーキで、各家庭で、蒸したりゆでたりして使います。チェコ人の友人にきいたのですが、きちんとクネドリーキを作ろうとすると大変なんだそうです。パンをつくる要領で、二次発酵までさせるのだとか。また、ふつうの白いふかふかのクネドリーキのほか、じゃがいものすりおろしを加えた少し固めのクネドリーキもポピュラーです。

もともとは腹持ちを考えて考案されたもの

社会主義時代、腹持ちがよく、なおかつ安価なものを、ということで考案されたのがクネドリーキだといわれています。なるほど、たしかにクネドリーキをいただくと、おなかがいっぱいになります。今はすっかりチェコの国民食として定着しています。さらに、クネドリーキは、進化をしています。「オボツニー・クネドリーキ」というのですが、果物入りのクネドリーキもあります。フルーツソースや粉砂糖をかけたデザートです。チェコ人は、日本人がご飯を食べたいと思うのと同じ感覚で、クネドリーキを食べたいと思うようです。私は、ときどきクネドリーキを食べたいと思いますので、ちょっぴりチェコ人化してしまったのかもしれません。