プラハから日帰り可能な世界遺産

チェコのプラハから車で1時間半くらいのところに、クトナーホラという小さな町があります。「クトナー・ホラの聖バルボラ教会のある歴史地区とセドレツの聖母マリア大聖堂」という名称で世界遺産になっていて、プラハからの日帰り観光にちょうどいい立地です。ところで、クトナーホラは最近はよく知られるようになってきたのですが、セドレツはそれほどでもありません。クトナーホラからセドレツまでは、車で10分程度なので、時間があれば是非立ち寄ってください。

世界遺産の「セドレツの聖母マリア大聖堂」よりも有名。その付属墓地教会のガイコツ 世界遺産の「セドレツの聖母マリア大聖堂」よりも有名。その付属墓地教会のガイコツ

入ってビックリ!ホネ、ホネ、ホネ!

セドレツで世界遺産に指定されているのは、聖母マリア大聖堂です。ですが、その付属の墓地教会のほうが有名です。その理由は、その装飾です。なんと、人骨で内部が飾られているのです。この骨は、もともと墓地に埋まっていたもので、中世の修道士たちが骨を使って教会を飾ったのだとか。中世ヨーロッパでは、ペストが流行し、多くの人々が亡くなりました。日本では、人骨を壁や天井に埋め込むなんて、信じられないですが、ここでは供養の意味合いがあります。そして、またキレイに人骨が飾られているのです。墓地協会に入った直後は、ギョッとすると思います。ふつうの日本人が人骨を見るのは、親族が亡くなった時、火葬のあとのお骨拾いくらいでしょう。それなのに、一度に大量の人骨を見るのです。びっくりしないはずはありません。ですが、数分もいると案外慣れてきます。

ホネで作ったシャンデリアがぶらさがっています

これだけ人骨があるのに、嫌な感じがしないのは、おそらくここにある人骨のかつての持ち主がキチンと供養され、大切にされているからでしょう。なんと人骨でつくられたシャンデリアまでありますし、かつてこのあたりを治めていたシュバルツェンベルク家の紋章も人骨でかたどってあります。たいへんな人骨の量ではあるのですが、ここに来たからといって、悪霊憑きになるとか、悪夢にうなされるということはありません。ただ、ここのお土産はドクロの置き物など、いまいちセンスがよくないので、それが問題です。