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チェコの首都プラハで、日本でも人気のミュシャ(ムハ)の作品を見るには


日本で大人気のミュシャ

プラハ城の聖ヴィート大聖堂にあるムハのステンドグラス プラハ城の聖ヴィート大聖堂にあるムハのステンドグラス

2019年7月から9月まで東京渋谷のBunkamuraで開催されていた「みんなのミュシャ展」は、今から思えばかなり充実した展示でした。ミュシャはいろいろなタイプの絵を描いていますが、ここでは「日本人が好きなミュシャ」「ミュシャのフォロワー」という点で絞り(イラストレーターとしてのミュシャ)、筆者にとっても好みの作品が多かったのです。今回はそのミュシャの作品を訪ねて、彼が人生の多くを過ごしたチェコのプラハを訪れてみたいと思います。

日本では「ミュシャ」と言うけれど、本当は「ムハ」?

私たちは「ミュシャ」と言いますが、実はチェコではそう言っても多分通じません。「ミュシャ Mucha」とは彼が活躍したフランスでの発音で、チェコでは「ムハ」となります。英語やスペイン語なら「ムチャ」ですね。なので以下は現地に合わせて「ムハ」とします。1860年にモラヴィア(現在のチェコ東部)で生まれたムハはウィーンやミュンヘンで絵画を学び、28歳の時にパリへ行きます。そこで1895年に女優のサラ・ベルナールの『ジズモンダ』のポスターを手がけたことから、一夜にしてアール・ヌーヴォーを代表する人気イラストレーターになります。ポスターや雑誌の挿絵から始まり、木版画やリトグラフも成功。世界的にもこのころの作品が一番知られているでしょう。
1910年に故国チェコに戻ったムハは、1918年にチェコが独立したこともあり、愛国心を鼓舞する作品を多く残しました。代表作には20年かけて完成させた大作「スラヴ叙事詩」があります。ムハは比較的長生きをしましたが、1939年にナチスにより尋問されたあと、体調を崩して78歳で亡くなりました。

意外に小ぢんまりしたムハ美術館

プラハ旧市街にあるムハ美術館 プラハ旧市街にあるムハ美術館

プラハには「ムハ美術館」があります。旧市街の街中にあり、場所も行きやすいのでいつもにぎわっていますが、残念ながら展示物はそれほど充実していません。パリ時代のポスターは紙に印刷したものではなく、ツルツルのレプリカで残念。ムハの絵画も1点しかありませんでした。展示物は多くとも、レプリカなのですよね。そう思うと「みんなのミュシャ展」の充実ぶりは凄かったです。また、日本で2017年に開かれたムハの「スラヴ叙事詩」全20点も、現在はプラハで「飾るところがない」という理由で見れません。しかしプラハでしか見られないムハの作品もあります。それは動かせないものです。

市民会館の市長の間の内装は必見!

1911年に完成したプラハの市民会館。時代はアール・ヌーヴォーで、当時のチェコの芸術家たちが競った装飾がいちいち格好良いのですが、チェコに戻ったムハももちろん参加しています。それが「市長の間」の内装です。円形の天井画には、輪になってスラヴ人の連帯を示す多くの人々と、中央に羽ばたく大きな鳥が描かれていています。この天井画だけでなく、この部屋にあるソファやランプなどもムハのデザインです。内部はガイドツアーのみで見学できます。

プラハ城内にあるムハのステンドグラス

ムハの作品は、プラハ観光の目玉であるプラハ城でも見ることができます。それが城内にある聖ヴィート大聖堂にあるステンドグラスです。聖堂自体は古いものですが、中のステンドグラスは19世紀末から20世紀初頭に作られたもので、そのうちの1枚、手前から3番目のものがムハのものです。ポスターのムハのスタイルにかなり近く人物が描かれているので、すぐにわかりますよ。大勢の人が描かれていますが、中央の赤い服を着てひざまずいている少年(聖ヴァーツラフ)は、ムハの息子がモデルになっているといいます。面白いのはステンドグラス下部に、スポンサーである「スラヴ保険銀行」の文字が入っていることですね。企業の名が入ったステンドグラスは初めて見ました。
日本にファンが多いムハですが、プラハに行ったらこの3か所は是非、訪れてみてくださいね。

DATA

●ムハ美術館
[URL]www.mucha.cz/jp
[開]10:00〜18:00
[料金]240コルナ(約1150円)
●市民会館
[URL] www.obecnidum.cz/en/tours(ツアー予約)
[開]10:00〜20:00(インフォメーション)、ツアーは1日数回、英語あり
[料金]290コルナ(約1400円)
●プラハ城
[URL] www.hrad.cz/en
[開]9:00〜17:00(聖ヴィート大聖堂、日曜は12:00〜)
[料金]コースにより異なる250コルナ〜(約1200円〜)

※1チェココルナ=約4.8円

※この情報は2019年11月現在のものです。内容には変更があるかもしれないので、最新情報は該当のホームページなどでご確認ください。

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2020/01/14)

※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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