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チェコの世界遺産/ルネサンス様式の家々が囲む広場が美しい「テルチ歴史地区」


チェコ南部にある小さな世界遺産の町

16世紀のルネサンス様式の家々が並ぶ美しい広場 16世紀のルネサンス様式の家々が並ぶ美しい広場

チェコには14の世界遺産がありますが、今回紹介するのはそのうちのひとつ、チェコ南部のモラヴィア地方にある「テルチ歴史地区」です。人口約5800人の歩いて回れるほど小さな町ですが、その中心部には「モラヴィアの真珠」と形容される美しい広場があり、見所がコンパクトにまとまっています。私は一泊してみましたが、これが大正解。昼間はツアーバスでやってきた観光客がそこそこいますが、夕方になると町はわずかな宿泊客と地元の人たちだけになり、テルチは静かな田舎町に戻ります。その時間の広場と周辺の散策がとても気持ちよく、チェコの中でもとびきり好印象の町になりました。

テルチへのアクセス

テルチがあるのは、オーストリア国境にも近いチェコ南部。ただし、プラハ、ブルノ、チェスケー・ブディェヨヴィツェといったチェコの大きな都市からはそれぞれ距離があり、また幹線にある町でもないので、鉄道やバスの直通便はあまりありません。プラハからは鉄道を乗り継いで約4時間、バスなら直通があり2時間30分から3時間程度ですが1日2〜3便。ブルノとチェスケー・ブディェヨヴィツェからは、鉄道ならコステレツ・ウ・イフラヴィで乗り換え、テルチ駅へ向かいます。ただしこれも本数が少ないので全行程で4〜5時間かかることも。楽なのはブルノとチェスケー・ブディェヨヴィツェを結ぶバスの途中下車でしょう。1日1本しかありませんが、両都市から所要約2時間。このバスは世界遺産の町トゥシェビーチにも停まり(テルチからは所要1時間)、私はこれを使いました。ヨーロッパ人観光客の多くは、車やバイクで来る人が多いようです。テルチ駅は広場から東へ徒歩7分にあり、バス停も駅前にあります。

世界遺産のテルチ市街、その中心のザハリアーシュ広場

テルチの町の基礎が築かれたのは12世紀ですが、当時の建物は1530年の大火で残っていません。この地の領主のザハリアーシュは焼失した町を再建する際に、町の中心広場を囲む建物を全てルネサンス様式か初期バロック様式を基準に設計するように命じました。ただし装飾のデザインは自由にさせたので、町民たちは競い合うように広場に面した建物のファサード部分を飾り立てました。そのため今も残るチェコ有数の美しい広場が生まれたのです。ザハリアーシュ広場を取りかこむ建物の1階はアーケードになっており、レストランや土産物屋、観光案内所、ホテルなどが入っています。この広場の景色と観光がテルチの観光のハイライトと言っていいでしょう。広場の中心にある聖母マリア像は、ペストの終焉を記念して建てられたものです。

テルチ城、聖ヤコブ教会と公園の散策

小さな旧市街は2つの大きな池に囲まれ、浮かぶ小島のよう 小さな旧市街は2つの大きな池に囲まれ、浮かぶ小島のよう

広場の北端には、領主が住んでいたテルチ城があります。16世紀中頃に領主のザハリアーシュが、ゴシックからルネサンス様式の城に改修しました。城内はガイドツアーのみで回ることができます。城の隣には19世紀に建て直されたゴシック様式の聖ヤコブ教会があり、高さ50mの塔に登ることができます。これらの城や広場のある旧市街は2つの池に囲まれており、その間によく整備された緑地公園があります。夏の間は散策が非常に気持ちの良いところなので、暑さが和らぐ夕刻や早朝に是非訪れてみましょう。

行くならぜひ一泊してみてください

観光シーズンでも日帰り客が多いので、広場も夕方には静かになる 観光シーズンでも日帰り客が多いので、広場も夕方には静かになる

私は広場に面した小さなペンションに泊まりましたが、これが大正解でした。部屋の窓から広場が見えるのです。もっと安い宿泊施設もありましたが、この景色には変えられません。窓を開けて世界遺産の広場を眺めながら、部屋でくつろげるのです。広場は夏の繁忙期にもかかわらず夜にはかなり静かになり、レストランのテラスでとる夕食も格別でした。こうした雰囲気は、プラハやブルノのような他のチェコの大都市では得られません。ということで、テルチに行くならぜひ、一泊してみてくださいね。

※この情報は2020年5月現在のものです。内容には変更があるかもしれないので、最新情報は該当のホームページなどでご確認ください。

DATA

●チェコ観光局
https://www.czechtourism.com/jp/home/
●テルチ市政
https://www.telc.eu/

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2020/08/08)

※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
 提供情報の真実性、合法性、安全性などについては、ご自身の責任において事前に確認して利用してください。
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