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海外現地発ガイド通信

最古の王国デンマークは、この街から始まった


掲載日:2007/08/16 テーマ:世界遺産 行き先: デンマーク / コペンハーゲン

タグ: 世界遺産 歴史


牧歌的ユトランド半島に隠される秘密

のどかな風景の広がるなかにも、デンマーク国旗がみられ、重要な場所であることがわかります のどかな風景の広がるなかにも、デンマーク国旗がみられ、重要な場所であることがわかります

デンマークの西に位置し、ドイツとつながる半島「ユトランド半島」。デンマークの歴史を知るには、欠かせないエリアです。
それは牧畜が盛んなデンマークだから…という訳ではなく、他にもっと重要な理由があるのです。デンマーク王国は、12世紀に始まる最古の王国と言われていますが、このデンマーク王国の歴史の始まりとされる記録を見ることができるのが、このユトランド半島の中西部に位置する小さな街・イエリング(Jelling)なのです。

デンマーク王室最古の街

イェリング教会は、とても小さな白塗りの教会。教会の敷地には、十字形の鍵を開けて入ります イェリング教会は、とても小さな白塗りの教会。教会の敷地には、十字形の鍵を開けて入ります

このイエリング、デンマーク王室の始祖と呼ばれるゴーム老王が、居城を構えた場所として伝えられています。残念ながら、城がどこにあったのか、今でも謎につつまれていますが、今でも教会や土盛の古墳、UNESCOの世界遺産にも認定されている二つの石碑を見る事ができます。1100年に立てられたと言われるイエリング教会の内部には、デンマークで最古のフレスコ画があり、これも気になるのですが、なんと言っても教会の外にある、大小2つの石碑は必見です。

石碑は世界遺産

この石碑は世界遺産。デンマークの子供も見学にやってくる この石碑は世界遺産。デンマークの子供も見学にやってくる

小さな石碑は、ゴーム老王が奥様のチューラのために刻んだもので、大きな石碑は、ゴーム老王の息子であるハーラル青歯王が建立したもの。この両方の石碑が共にユネスコの世界遺産に認定されています
大きな石碑は、同時代の資料の中で初めてデンマーク全土の支配に言及しており、デンマーク王国の資料としても重要です。さらに、当時の王であったハーラル青歯王が、古代神信仰からキリスト教信仰へと移行を宣言しており、デンマーク文化的にも重要な転換期を示しています。
そしてこの石碑には、スカンジナビアの古代文字であるルーン文字が使われています。ルーン文字は、直線を多用した特徴的な文字。石碑には、このルーン文字で次のように書かれています

石碑に書かれたメッセージ

デンマークパスポート デンマークパスポート

「王ハーラルは、父ゴームと母テューラのために、この記念碑の建立を命じた。ハーラルは、デンマーク全土そしてノルウェーを服従させ、デンマーク人をキリスト教徒とした」
この頃から、世界史における、バイキングの、デンマーク人の活躍が始まるのです。
この石碑、世界史的に重要なのはもちろん、デンマーク人にとって身近な存在でもあります。実はデンマークのパスポートの始めのページには、この石碑が印刷されているのです。海外に旅行する際に携帯するパスポートを開くたびに、最古の王国であるデンマーク王国の証しを目にするわけですね。
さあ、ぜひ小さな街イエリングで、デンマークの大いなる歴史を体感してください。

【関連情報】

■ Jelling Kirke イェリング教会
住所:Gormsgade 4, 7300, Jelling
電話番号:+45 75 87 13 01 (イェリング観光局)
開館時間:6月から8月まで 10:00 - 16:00 (夏休み期中18:00)
休館日: 9月から5月まで
入館料:なし

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2007/08/16)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
 提供情報の真実性、合法性、安全性などについては、ご自身の責任において事前に確認して利用してください。
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