本があるだけではない!博物館もプラネタリウムもある「アレキサンドリア図書館」

エジプト・アレキサンドリア・歴史の現地ガイド記事

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本があるだけではない!博物館もプラネタリウムもある「アレキサンドリア図書館」

掲載日:2010/12/10 テーマ:歴史 行き先: エジプト / アレキサンドリア ライター:すまーふはなこ

タグ: すごい! ためになる 図書館 素晴らしい 博物館 歴史



ABガイド:すまーふはなこ

【エジプトのABガイド】 すまーふはなこ
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主人の仕事の都合で、カナダ、マレーシアに次ぎ、現在エジプト在住。3人息子の母。漫画を描くのが趣味で、マレーシアの日本人向け情報誌に4コマ漫画を連載中。エジプト生活の漫画ブログも更新しています。

アーティスティックで現代的な形の建物です。丸みを帯びたコンクリートの壁面には象形文字、ヒエログリフなど世界各国の様々な文字が刻まれています。 アーティスティックで現代的な形の建物です。丸みを帯びたコンクリートの壁面には象形文字、ヒエログリフなど世界各国の様々な文字が刻まれています。

一大文化的複合施設としての図書館

エジプトまで来てわざわざ図書館に行かなくても・・と思われるかもしれません。しかし、アレキサンドリア図書館「ビブリオシカ・アレキサンドリナ」は、20万冊の書籍だけでなく、多くの貴重な古文書や遺物、美術品を所蔵しており、それらが展示された4つの博物館、「古文書博物館」「考古学博物館」「アワード・コレクション」「シャディ・アブデル・サラムのコーナー」があるのです。さらに、プラネタリウム、研究施設、インターネットとアーカイブのセンターなどが併設されている、文化的な複合施設なのです。ただの図書館というだけではなく、エジプトにおける最新の文化の研究施設を知ることができるのです。アレキサンドリアに来たら大抵の人は訪れる、人気の観光地となっています。

 

読書コーナーには、たくさんの一人用の机にパソコンが置いてあり、ゆったりした贅沢な作りになっていて、読書に集中できそうです!自然の光を利用する構造になっている明るい図書館です。 読書コーナーには、たくさんの一人用の机にパソコンが置いてあり、ゆったりした贅沢な作りになっていて、読書に集中できそうです!自然の光を利用する構造になっている明るい図書館です。

現代の図書館だけど、古代の歴史が背景にあり!

アレキサンドリア図書館は、2002年の10月に建てられたのですが、実はその前身ともいうべき図書館が古代に存在しているのです!紀元前3世紀のプトレマイオス1世の時代、現在の図書館のすぐそばの場所に世界最大規模のものが建てられていたと言われています。当時、50万冊もの蔵書が保有され、また学問の研究施設でもあったため、アルキメデス、ユークリッドなど多くの学者が集い、学問の中心地としての位置づけがなされていました。しかし、紀元前48年、カエサル・シーザーが攻めてきたアレキサンドリア戦争の際に図書館は火で焼かれ、現在は跡かたも残っておりません。そこで現代になって、再び科学と知識の中心となるべく、偉大な図書館を復活させようと建てられたのがこの図書館なのです。このような由来からも、歴史を感じることができ、訪れる価値あり!と思ってしまう、お勧めの施設です。

 

古文書博物館に展示されていた古代エジプトの遺物をスケッチした本です。 古文書博物館に展示されていた古代エジプトの遺物をスケッチした本です。

古文書博物館と考古学博物館

地下1階の「古文書博物館」では、イスラム世界の古典名作、古代エジプトの遺物の記録などの希少本を公開しています。観光客がより多くの古文書を目にできるようにと、展示は2年毎に内容を変えるなどの工夫がなされています。同じフロアにある「考古学博物館」では、ファラオの時代からイスラムの時代までの遺物が展示されています。特にアレキサンドリアが首都であったギリシャ・ローマ時代の彫像が多く、アブ・キールの海底から発掘されたものなども展示されています。図書館建設地から出土した、「犬が描かれたモザイク」は、この図書館ならではのコレクションなので是非チェックして下さい

 

アワード・コレクションに展示されていた、19世紀頃の庶民の姿を描いたものです。アエ―シを売っていたり、水甕から水を飲んだりと現在とあまり変わっていないような、エジプト人の生活が垣間見られます。 アワード・コレクションに展示されていた、19世紀頃の庶民の姿を描いたものです。アエ―シを売っていたり、水甕から水を飲んだりと現在とあまり変わっていないような、エジプト人の生活が垣間見られます。

近代のアレキサンドリアの様子が知れる常設のコレクション

「アワード・コレクション」には、15世紀から20世紀中頃のアレキサンドリアの写真、版画、リトグラフ、地図などが展示されています。当時の町や人々の様子、モスクなどの建物、戦争の様子が、細かく描かれているのが興味深いです。また、古代エジプトの世界を映画化した、映画監督である、「シャディ・アブデル・サラム」のコーナーもあります。彼の蔵書、作品、映画で使われた衣装のデザイン画などが常設されています。さらに、博物館内だけでなく、図書館の通路や壁などの至る所に絵や美術品、遺物などが飾られていて、見るべきものが多いです。ロビーにあるギフト・ショップもお勧めです。書籍、DVD、お土産、ステーショナリーが売られていて、充実した品ぞろえなので、帰りにちょこっと寄ってみて下さい。

 

民俗学的な展示もあり、砂漠のオアシスに住む人々の生活用品や衣類、アクセサリーなどデザインが独特なものが多く、見ていて楽しいです。 民俗学的な展示もあり、砂漠のオアシスに住む人々の生活用品や衣類、アクセサリーなどデザインが独特なものが多く、見ていて楽しいです。

【関連情報】

■アレキサンドリア図書館(Bibliotheca Alexandrina)
P.O.Box 138, Chatby Alexandria, 21526 Egypt
Tel: +(203) 4839999
URL=http://www.bibalex.jp/Japanese/index.htm
11:00(金土 15:00)〜19:00 10E£(約200円) 火曜日・祝日休み
5歳以下の子供は入館不可 
6歳〜16歳は、図書館の本が読める部屋にはガイド・ツアーでしか入室できません。
ガイド・ツアーは17歳以上は誰でも無料で参加でき、45分毎に行われ、所要時間は30〜45分。(英語、アラビア語、フランス語) 
手荷物はチケット売り場に預けます。
□古文書博物館(Manuscript Museum)20E£
考古学博物館(Antiquities Museum) 20E£
図書館とセットのチケットは45E£
写真撮影は考古学博物館は不可 (写本博物館はフラッシュなしならOK) 
□プラネタリウム
 スケジュール、料金等はショーの番組よって変わるので、HPでチェックしてください。
http://www.bibalex.org/psc/planetarium/overview.aspx(英語)

 
 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2010/12/10)
※渡航前に必ず現地の安全情報をご確認下さい。http://www.anzen.mofa.go.jp/
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
 提供情報の真実性、合法性、安全性などについては、ご自身の責任において事前に確認して利用してください。
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