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オベリスクの謎に触れることができる古代の石切場、「切りかけのオベリスク」


掲載日:2009/11/13 テーマ:遺跡 行き先: エジプト / アスワン

タグ: すごい! 遺跡 一度は見たい


オベリスクとは何でしょう?

「切りかけのオベリスク」です。切り口がきれいなのに驚きます。 「切りかけのオベリスク」です。切り口がきれいなのに驚きます。

オベリスクをご存じですか?オベリスクとは、ピラミッドに代わって、古代エジプトの太陽神に捧げた石柱のような記念碑のことで、神殿や宮殿の入口の両脇に建てられていました。一個の岩でできていて、その形は細長い巨大な四角柱で、上に向かって細くなり、先端がピラミッド型でとがっています。そして側面には、ヒエログリフが彫られています。戦利品や贈答品にも使われたため、数多くのオベリスクがエジプトからヨーロッパなどに持ち出されており、現在エジプトでは、カルナック神殿やルクソール神殿、ヘリオポリス、カイロ空港などでオベリスクが見られます。

「切りかけのオベリスク」のある古代の石切場

意外に広い「切りかけのオベリスク」のある石切場で、オベリスクだけでなく未完成な何かの石の塊がごろごろあります。 意外に広い「切りかけのオベリスク」のある石切場で、オベリスクだけでなく未完成な何かの石の塊がごろごろあります。

アスワンの南東は花崗岩の産地でした。古王国時代からプトレマイオス朝時代において、ピラミッドや神殿に使われた石材は、ここからナイル川で船によってエジプト各地に運ばれていました。現在でも、他にその名残りが残されている場所はありますが、その中でも観光名所となり、最も有名なのが、「切りかけのオベリスク」のある石切場です。アスワンの古王国時代から使われており、今もなお切りかけの途中で放棄されたオベリスクを見ることができます。機械を使わず、手作業で石を切り出し、運ぶ古代エジプト人たちの仕事が垣間見えるのです。

古代エジプト人によるオベリスクの作り方を知る!

石を割るのに使われた堅い石も残っていて、手にして見ることができます。 石を割るのに使われた堅い石も残っていて、手にして見ることができます。

オベリスクの制作方法を知る重要な手掛かりとなります。まず、岩にオベリスクの形に両側に溝を掘ります。そして、その溝にヤシの木のクサビを打ち込み、それを水に浸します。その木が膨張することにより、石を砕き切り取ったと考えられています。今もそのクサビの印が残っており、見ることができます。このように古代エジプト人による原始的な方法にもかかわらず、正確に直線状に切り取ることができたことが驚きですが、実際見るとそのすごさが実感できます。近くで見るとかなり巨大で、長さ41.75m、推定重量は約1168tと言われ、完成していたらエジプト最大のオベリスクになっていました。

高台から眺める景色も最高

左真ん中に見えるのが、ファーティマ朝のお墓です。 左真ん中に見えるのが、ファーティマ朝のお墓です。

この「切りかけのオベリスク」ですが、昔はのることができたのですが、今は禁じられています。近くまでは行けるので、その様子は十分観察できます。また、石切場は高台にあるので、そこからの眺めも素晴らしいです。茶色の砂漠の中に、ぽつぽつとある緑の木々や、味のある住宅、そして家の形をしていて住めそうな、丸い屋根のファーティマ朝時代のお墓も眺められます。景色もきれいな4000年前の石切場、古代エジプト人たちの様子が想像できる、ロマンあふれる場所です。

【関連情報】

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■切りかけのオベリスク アスワンの町の中心部にある、電話局から車で10分 開館時間 7:00〜16:00 入場料:30E£ 年中無休

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2009/11/13)
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※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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