- すまーふはなこ
- 主人の仕事の都合で、カナダ、マレーシアに次ぎ、現在エジプト在住。3人息子の母。漫画を描くのが趣味で、マレーシアの日本人向け情報誌に4コマ漫画を連載中。エジプト生活の漫画ブログも更新しています。
出発エリアをに変更しました。
鼻が欠け、つけひげを持って行かれた哀愁漂うスフィンクス
建築当時の高さ、146m!の一番大きなクフ王のピラミッド、表面を覆っていた化粧石が頂上に残る、美しいカフラー王のピラミッド、一番奥に位置するメンカウラー王のピラミッドが有名な3大ピラミッドである。そして、ギザの岩山に直接彫られているスフィンクスは、全長57m、高さ20mの巨大さで、3大ピラミッドを背に堂々と鎮座しています。その巨大な顔にはひびが入っており、損傷の程が伺われます。特に表面の一部や首の部分の傷みが激しくいつ落ちてもおかしくない状態だそうです。しかしその損傷のせいで、神秘さがより醸し出されています。
ちょっと離れた、景色のよいパノラマエリアには、ピラミッドグッズがいっぱい!これにもパワーあり?
昔大流行した、ピラミッドパワー! ピラミッドの中にあった鼠の死骸が腐敗していなかったことから、ピラミッド内部には不思議なパワーがあるのでは?っと考えられています。内部に入ると身動きできなくなったり、肩凝りが治ったりといった現象が起きたそうです。クフ王のピラミッド内部に入るには人数制限があるので、それよりも小さいけれど、カフラー王のものでも、内部の雰囲気は十分堪能できます。また、クフ王のピラミッドの東側にある小さな3つの王妃のピラミッドのうち現在両端のものに入ることができます。内部は天井が低く、急な坂の階段を降りたりで、厳しいですが、もしかしたらピラミッド・パワーを感じることができるかもしれません!
太陽の船の長さは43m!なにもかもが巨大です!
分解された数万個の船のパーツが、1954年に巨大な岩で密閉されて発見されました。それが復元されたものが、太陽の船として、クフ王のピラミッドの横の博物館に展示されています。太陽の船とは、神が天界を航行する時に乗る船のことで、ファラオが亡くなった後に、その魂が神と共に航行したいという願いがこめられて、これが作られたのではないかという仮説があります。14年かけて復元されたという大きな船は、一見の価値があるのと同時に、その博物館にはトイレもあり、冷房が効いているので、暑さを避けて、ちょっと休憩するのに最適です。併設のショップもあり、日本語のエジプト関係の本も買うことができます。
まるでピラミッドのミニチュアのようなピラミディオン
クフ王の大ピラミッドをはさんで、東側と西側に官吏や貴族の墓の集まった、マスタバ墳があります。特に東側には見所の多いマスタバがあり、カルのマスタバ、イドゥのマスタバなどいくつか中に入って見ることができます。内部には壁画だけでなく、彫刻の残っているものもあります。人が少なく、少々不気味感もありますが、時間があったら是非足を延ばしてみて下さい。同じ大ピラミッドの東側のすぐそばに、修復されたピラミディオンがあります。ピラミディオンとはピラミッドの頂上に載せた石のことです。これは大ピラミッドの頂上に載っていたものの基礎に使われたものです。ピラミッド・エリアは、見所が満載です!!
ラクダや馬に乗ってのピラミッド観光もできます!頼めば9つのピラミッドが一望できる場所にも連れって行ってもらえます。但し料金トラブルにはご注意を!
■ギザのピラミッド・エリア
場所:タハリール広場から車で40分 時間:8:00〜16:30(冬は16:00まで)
エリアの入場料:50£E(車での入場プラス5£E)
学生・子供半額 クフ王のピラミッド内部:100£E(1日300人限定)
カフラー王のピラミッド内部:25£E(メンカウラーのピラミッドは閉鎖中)
王妃のピラミッド内部:門番へのチップ
太陽の船:40£E
(上記入場時間、入場料、内部入場できるピラミッドは、よく変更されるので、今後も変更の可能性あり)
※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2008/05/19)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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