- すまーふはなこ
- 主人の仕事の都合で、カナダ、マレーシアに次ぎ、現在エジプト在住。3人息子の母。漫画を描くのが趣味で、マレーシアの日本人向け情報誌に4コマ漫画を連載中。エジプト生活の漫画ブログも更新しています。
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砂糖をすくったそのスプーンでお茶をかきまぜてしまいます。真ん中のコップに入っているのが、お茶に入れるミントの葉っぱです。
意外に思われるかもしれませんが、紅茶はエジプト人に最もよく飲まれている飲み物です。茶葉をガラスのコップに入れ、熱いお湯をそそぎ、さらに砂糖をスプーンに2杯も3杯もどっさり入れて甘〜くして飲みます。茶葉は濾さずにそのまま入れっぱなしで、うわずみをすするので、日本の紅茶よりも色が濃く、味が出て、カフェインも強いです。その中にミントの葉っぱを浮かべるのがエジプト流です!生のミントの葉をぜいたくにたくさんそのまま入れるので大変香りがよいのです。お店によっては、紅茶と砂糖とは別に、ミントの葉の入ったコップも持ってきてくれて、自分のお好みでちぎって入れるのですが、それがまた楽しげです。
「エル・フィシャウィ」の中です。鏡がに移る姿が重なりあって、不思議な空間を醸し出しており、雰囲気が良いです。外は、道の両側に椅子とテーブルが並べてあり、道行く人を眺めて過ごします。
お土産屋の集まる市場、ハンハリーリの狭い路地にあるカフェ「エル・フィシャウィ」 はいつも、お茶を飲んだり、シーシャをふかしたりして歓談している人でにぎわっています。大きな鏡がたくさん飾られていることから、「鏡のカフェ」とも呼ばれています。エジプト人のノーベル賞作家であるナギーフ・マフムーズが通ったことでも知られる、150年以上の歴史のある老舗の有名カフェです。メニューは、紅茶とコーヒーとシーシャのみですが、ゆっくり座ってくつろげる店です。このお店に限らず、「マクハー」と呼ばれる、町のあちらこちらにあるカフェには、女性の姿は見えず、男性が集う憩いの場となっています。 特に暗くなると人々が集まってきて、お茶を飲みながら冗談を言い合ったり語り合ったり、ゲームをしたりしています。お酒が禁じられているイスラム教徒ですが、お酒ではなく紅茶で盛り上がる、マクハーはまるで居酒屋のようなノリです。
左が「ブロークンペコティー」と書かれた、大き目の茶葉100グラムです。次がその中身で、そのパッケージもかわいいです!右下が普通の茶葉の細かいもの。右上は、ティーバック10袋入りのものです。
エジプトの紅茶で有名なのが、スーパーでも見かける、ケニアの茶葉を使ったアロサ・ティーという紅茶です。パッケージがかわいく、黄色の箱に、かわいいお姫様のような赤いドレスを着たレトロチックな女の子が描かれています。茶葉が細かいものや大き目のもの、ティーバックのものなど、量も種類も色々あります。手のひらサイズの小さな小箱のものは、約20円位で、お値段も手ごろなので、お土産にぴったり です。紅茶のことをアラビア語で「シャイ」と言いますが、日本で砂糖なしの紅茶を日頃飲む人でも、エジプトのこのシャイには砂糖入りのが断然おいしいです!初めは濃く甘〜いシャイにびっくりするかもしれませんが、旅の終わりの疲れた頃には、このシャイが病みつきになるかもしれません!!
■「エル・フィシャウィ」(El Fishawy)
住所:2 Sekket Khan el Khalili 電話番号:02-25906755 24時間営業
■アロサ・ティー(El Alosa tea)
大変メジャーな紅茶なので、スーパーに大抵置いてあります。店によって値段は異なりますが、大き目の茶葉100gのもの2.95E£(約60円)、細かい茶葉40gが0.95E£(約20円)、10ティーバック入ったものが1.2E£(約22円)です。METRO(スーパーマーケット)
URL:http://www.metro-markets.com/storelocator.php
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