旅先でも音を鳴らしたい

旅と音楽。この両者の組み合わせは、やはり切っても切れないもの。iPodやスマートフォンなどの音楽プレーヤー付き携帯デバイスが著しく発達し、お気に入りの音楽を旅先で楽しむことも随分と簡単になりました。しかし、音楽を聴くだけでなく、音楽を奏でたいという人もまだまだ多いようです。ギター、ハーモニカ、尺八、サックス、ジャンベなど、アジアの旅では楽器を持った旅人同士、宿の屋上でセッションするなんてことが度々繰り広げられます。世界各国から集まる旅人とともに音と戯れる瞬間は、旅の楽しみの一つと言えるでしょう。

音楽好きな旅人におすすめのモバイル楽器「口琴」 その1 音楽好きな旅人におすすめのモバイル楽器「口琴」 その1

携帯電話よりも軽い超軽量

とはいえ、やはり楽器を持って旅をするとなると、それなりの覚悟が必要。ハーモニカはまだしも、ギターやジャンベはかさばるので、移動の際に不便。一ヶ所に長く滞在できる旅では、どうにかなるかもしれませんが、移動の多い旅では、やはり、かさばらずに軽いものがいいと思うのは当然のことでしょう。そういった人にお勧めしたいのが「口琴」。てのひらサイズの大きさで、携帯電話よりも軽いという超軽量楽器。素材は、鉄や真鍮、竹などで、アジアやヨーロッパを中心に世界中に存在しています。

インパクト十分の音に魅了される

口琴の音を一言で表すならば「びよーん」という音。テレビのバラエティ番組で、何かに失敗したり、落胆した時などに出る音。もしくは、昔懐かしのアニメ「ど根性ガエル」のオープニングの曲の冒頭の音と言えばピンとくる人もいるのではないでしょうか。その音を耳にすればたちまち緊張感が抜けて、誰しもがほっこりとする。一度聴いたら忘れられない音に魅了されること間違いなしです。

音階にこだわる必要がない

いろいろな国にある口琴ですが、基本的な音の出る原理は共通しています。細い弁を振動させ、その振動を口の中で共鳴させて音を出すとというもの。音階を奏でることも可能ですが、必ずしもメロディーを奏でる演奏法が主流ではありません。口の中の容積を変化させることにより、音をまるでテクノやトランスミュージックのように変化させることができるのです。メロディーにこだわらずに音の響きの変化を楽しむだけでも楽しめる楽器。「音階から自由」であること。「小ささ」とともに、これが口琴の大きな魅力です。

旅とマッチする自由な楽器

音階から自由であれば、演奏上間違いというものが存在しなくなります。音を外すことを気にする必要もないので「私は音痴だから・・・」と音を出すことを敬遠しがちな人でも大丈夫。その独特の音と同様に、寛容性にあふれる自由な楽器とも言えるでしょう。小さくて持ち運びに便利、音もさほど大きくなく周りに迷惑をかけないという正にスグレモノ!ガンジス川のほとりや、エジプトのピラミッドを眺めながら、「びよーん」とゆるく音を出すのはいかがでしょうか?