日本では、耳より目が優先の外国語学習

よく言われる事ですが、日本の英語教育は「読む」ことから始まります。現在の中学教育ではだいぶ改善されていると思いますが、私などは外国語の学習と言えば文字に頼るクセがついてしまいました。発音ではなく、スペルを見て単語を覚えようとするのです。ですから読んだり書いたりする事はできても、発音がわからない単語(文字)はかなりあります。単語を覚える時に、発音も同時に覚えるクセをつけていないと苦労しますよね。だから今では、多少面倒でも他の外国語を学ぶ時は、必ず同時に発音も覚える事にしています。本当は、先に音を聴いてからスペルを覚えるほうがいいのでしょうね。

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文字は大きく2種類に分けられる

世界にある文字は大きく分けると、表音文字と表意文字に分かれます。知っている方も多いと思いますが、おさらいしてみると「表音文字」は文字自体には意味はなく、発音だけ示すものです。世界にある文字のほとんどがこの表音文字で、日本のひらがな、カタカナ、英語などのアルファベット、ハングル文字、アラビア文字などがそうですね。一方、「表意文字」は文字自体が意味を表しています。現代で言えば「絵文字」でしょうか(笑) ルクソールにある古代エジプトのヒエログリフ(神聖文字)や中国の漢字などがこの仲間に入ります。古代では世界のあちこちで、この表意文字が使われていました。

日本はその両方をミックスして使用

日本は世界でも珍しい、表音文字と表意文字をミックスして使う国です。ふだんは何気なく使っていますが、よその国の人から見たら訳がわからないでしょうね。私たちは慣れてしまっていますが、外国の人が日本の文を読みこなすには、頭を「あ、これは音だけだ。あ、これは意味だ」と切り替えなくてはならないので、さぞかし面倒でしょう。その表意文字の代表で、現在も一番多くの人に使われているのが漢字です。