砂漠と山と緑と温泉と、自然の景色の美しいダフラ・オアシスの観光名所

エジプト・ニュー バレイ・遺跡の現地ガイド記事

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砂漠と山と緑と温泉と、自然の景色の美しいダフラ・オアシスの観光名所

掲載日:2009/12/23 テーマ:遺跡 行き先: エジプト / ニュー バレイ ライター:すまーふはなこ

タグ: 遺跡 博物館 歴史



ABガイド:すまーふはなこ

【エジプトのABガイド】 すまーふはなこ
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主人の仕事の都合で、カナダ、マレーシアに次ぎ、現在エジプト在住。3人息子の母。漫画を描くのが趣味で、マレーシアの日本人向け情報誌に4コマ漫画を連載中。エジプト生活の漫画ブログも更新しています。

朝焼けに染まった、ダフラ・オアシスに広がるピンク色の山々。 朝焼けに染まった、ダフラ・オアシスに広がるピンク色の山々。

西部砂漠の5大オアシスの一つ、ダフラ・オアシス

エジプトの西部に広がる砂漠の中に、緑が美しいオアシスが点在しています。バハレイヤ・オアシスから車で約2時間半のファラフラ・オアシスと、ルクソールから車で約5時間半のハルガ・オアシスを結ぶ道の間に位置するのが、ダフラ・オアシスです。時間がかかるためマイナーではありますが、砂漠を横断しオアシスを回る旅に徐々に注目が集まりつつあります。ダフラ・オアシスは、美しい砂漠の中にある、緑多きオアシスで、青空の下にピンク色の山々が立ち、鉱泉も多く、素晴らしい景色が見られます。ファラオ時代においてはオアシスの中心地であり、遺跡や、古いイスラミックな街並みが今も残り、観光的にも見所の多い場所です。

 

デール・イル・ハガルです。色つきのレリーフが所どころ残っていました。 デール・イル・ハガルです。色つきのレリーフが所どころ残っていました。

ムートの町の古代の神殿「デール・イル・ハガル」

ダフラ・オアシスの中心はムートという町です。ムートは有名な古代エジプトの神、アメン神の妻の名前から名づけられています。その町にローマ帝国の属州となっていたグレコ・ローマ時代の紀元1世紀に作られ、アメン神、ムート神、彼らの息子であるコンス神の三神に捧げられた神殿、「デール・イル・ハガル」があります。建物の左に壁だけが残されている箇所があり、そこにムート神たちのちょっと荒削りなレリーフを見ることができます。またこの神殿を着工した、悪名高きローマ皇帝のネロのヒエログリフも見ることができます。

 

今も住み続けている人のいる「カスル」。塔のようなのがミナレットです。 今も住み続けている人のいる「カスル」。塔のようなのがミナレットです。

古代イスラミックな町、「カスル」

7世紀にイスラム教がエジプトに到来したころより、ダフラの中心地であり、12世紀末に建てられたとされるイスラミックな町、「カスル」が、今もその風情を残したまま存在しています。くずれかけているような泥のレンガで建てられた家々はどこもかしこも同じに見え、狭い小道が入り組んでおり、まるで迷宮のようです。当時のお金持ちの家の入口には、住人の名前と建てられた年月が模様のような美しいアラビア語で彫られた、表札代わりの木の板が家の戸口の上の壁に埋め込まれています。学校として使われていたが後に裁判所として使われたという建物、12世紀のアイユーブ朝に作られたモスクのミナレットが今も残っています。また、民族博物館もあり、泥で作られた彫刻類や衣服やアクセサリー、生活品などを紹介する展示物があります。

 

バラートの地下の墓の石の棺の中のレリーフです。 バラートの地下の墓の石の棺の中のレリーフです。

他にも見どころあり!

現在は閉鎖中ですが近くオープン予定の、「ムザワア岩窟遺跡群」には、閉鎖中でも外から見えるミイラが8体あるので、頼めば見せてくれるかもしれません。また、ムート町から約40キロ東に位置する場所、「バラート」に紀元前24世紀頃の第6王朝時代にオアシスの支配者だったケンチカの地下の墓があります。きれいに色の残っているレリーフも多く、小さな石の棺が3個置いてあります。別の地下にも棺があり、中の絵がきれいです。ダフラ・オアシスでは、この他にもオアシス特有の水着着用で入ることが可能な鉱泉も多く、鉱泉めぐりもできます。様々な楽しみ方のできるオアシスです。

 

【関連情報】

■カイロから約850キロの場所に位置するダフラ・オアシスは、カイロから車(またはトルマゴーン発のバス)でバハレイヤ、ファラフラ・オアシス経由で約12時間かかるので、大抵はどちらかのオアシスか砂漠キャンプで1泊してからダフラに向かいます。■「デール・イル・ハガル」(Deir al-Hagar)入場料:25E£(約500円) ■「カスル」(Al-Qasr)無料 カスル内民族博物館 入場料:5E£(約100円) ■「バラート」(Balat) 入場料:25E£(約500円) カメラ持ち込み料:20E£(約400円)

 
 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2009/12/23)
※渡航前に必ず現地の安全情報をご確認下さい。http://www.anzen.mofa.go.jp/
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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