大自然と遺跡を満喫し心癒される、西方砂漠最大のオアシス、ハルガ・オアシス

エジプト・ニュー バレイ・遺跡の現地ガイド記事

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大自然と遺跡を満喫し心癒される、西方砂漠最大のオアシス、ハルガ・オアシス

掲載日:2010/01/08 テーマ:遺跡 行き先: エジプト / ニュー バレイ ライター:すまーふはなこ

タグ: 遺跡 博物館 歴史



ABガイド:すまーふはなこ

【エジプトのABガイド】 すまーふはなこ
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主人の仕事の都合で、カナダ、マレーシアに次ぎ、現在エジプト在住。3人息子の母。漫画を描くのが趣味で、マレーシアの日本人向け情報誌に4コマ漫画を連載中。エジプト生活の漫画ブログも更新しています。

2〜7世紀のコプト教の共同墓地の、バガワートの霊廟です。この入口のそばに鉱泉があります。 2〜7世紀のコプト教の共同墓地の、バガワートの霊廟です。この入口のそばに鉱泉があります。

遺跡が点在する、静かなオアシス

西方砂漠のハルガ・オアシスは、ルクソールから西へ約200、車で約5時間半の場所に位置します。先史時代から人が住んでいて、グレコ・ローマン時代まで繁栄し、後に19世紀まで利用されていた、奴隷や象牙を扱うキャラバン・ルートの拠点となりました。現在では、農業を中心とした産業が盛んで移住者も多く、ファラフラ・オアシス、ダフラ・オアシスを含むニューバレー県の、州都であり、西方砂漠の5大オアシスの中で最大の町です。雄大な砂漠の中のオアシス特有の自然を満喫し、鉱泉も楽しめます。観光客の姿が少ないので、ゆっくりと時間の流れるオアシスの素朴で親切な砂漠の人々と触れ合いながら、静かにまったりと過ごせます。

 

「平和の礼拝堂」(Peace of Chapel)内のノアの箱舟の絵です。わかりにくいので、霊廟内のガイドに教えてもらったほうがスムーズに回れます。その際はチップを忘れずに! 「平和の礼拝堂」(Peace of Chapel)内のノアの箱舟の絵です。わかりにくいので、霊廟内のガイドに教えてもらったほうがスムーズに回れます。その際はチップを忘れずに!

死者の町、バガワート

ハルガ・オアシスの観光の一番の見所は、バガワードの死者の町です。2世紀から7世紀に作られた、キリスト教の一派であるコプト教の共同墓地です。263もの墓は、泥の煉瓦で作られ、入口の回りが丸く装飾され、丸いドーム型の屋根で覆われています。いくつかの墓の中には、聖書の世界が鮮やかに描かれています。「平和の霊廟」では、アダムとイブ、ノアの箱舟、「出エジプト記の霊廟」では、モーゼの出エジプトに関する絵があり、追いかけるファラオの兵隊、犠牲祭の元になった説話などが見られます。No.23,24,25と番号のふられた霊廟は、家族のもので、特に23は5世紀に作られた最も古いもののひとつで、ドームの内側に絵が残っています。独特で素朴な描き方なので、却って力強く印象深いです。

 

ナドゥラ神殿です。ヒヒが踊っているように見えるレリーフなどがかすかに残っています。 ナドゥラ神殿です。ヒヒが踊っているように見えるレリーフなどがかすかに残っています。

ハルガ・オアシスの他の見所

町にはニューバレー博物館があり、ハルガ・オアシスとダフラ・オアシス近郊の遺跡から出土した遺物が展示されています。1階には古代エジプト時代、グレコローマン時代の遺物が、2階にはコプト時代とイスラム時代の遺物が展示されています。ハルガ郊外にあるヒビス神殿は、古代エジプトの第25王朝時代に建てられたものを、後にペルシャ王により再建され、さらにプトレマイオス王朝時代に増築されました。保存状態は良いのですが、残念ながら現在は閉鎖されています。ヒビス神殿から南西に1の丘の上に、状態はあまり良くないのですが、紀元2世紀に建てられたナドゥラ神殿があります。さらにハルガ郊外の南には、プトレマイオス朝の遺跡カスル・グウェイタや、グレコ・ローマン時代の神殿のあるカスル・ザイヤーンがあります。

 

ピンクが基調の「パイオニア・ホテル」の正面です。 ピンクが基調の「パイオニア・ホテル」の正面です。

オアシスの4つ星ホテル「パイオニア・ホテル」

観光客は少なく、ホテルも数が多くない中、オアシス最大規模の4つ星ホテルである「パイオニア・ホテル」があります。広い庭園にはプールもあり、テニス、フィットネス、ビリヤードもでき、砂漠の中のオアシスとは思えない雰囲気です。ディナーはイタリア料理のコースが出てきました。女性には1本のバラの花をくれたりして、こころにくい演出もあります。ハルガ・オアシスに宿泊の際は、お勧めのホテルです。

 

【関連情報】

■ハルガ・オアシスは、カイロから車(またはトルマゴーン発のバス)で約10時間かかります。
ハルガ内では、現在警察の車が旅行者に同行します。
■バガワート(Bagawat)入場料:30E£(約600円)
入場時間:8時〜18時(冬季は17時) 
■ニューバレー博物館(Kharga Cultural Museum) ガマル・アブド・ナセル通り(Sharia Gamal Abd el-Nasser)
入場料:30E£(約600円) 入場時間:8時〜16時
■ナドゥラ神殿 無料
■パイオニア・ホテル(Sol Y Mar Pioneers-Al Kharga)
ガマル・アブド・ナセル通り(Sharia Gamal Abd el-Nasser)
電話番号:+20-92-7929-751
E-mail:gm@solymarpioneers.com 全102部屋
URL:http://www.jaz.travel/destinations/egypt/al_kharga_oasis/solymar_pioneers.asp

 
 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2010/01/08)
※渡航前に必ず現地の安全情報をご確認下さい。http://www.anzen.mofa.go.jp/
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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