タリンから気軽に来られるリゾート地

バルト3国のひとつ、エストニア。首都タリンは見逃せない行先ですが、もう1カ所プラスするなら、タリンの南にあり、バルト海をのぞむリゾート地、パルヌはいかがでしょうか。ここは中世の時代から交易の要衝として栄えてきた都市で、現在は保養地として、特に夏には国内外から観光客が訪れます。タリンからは、バスで2時間ほどの距離です。実際に行ってみたら、一大リゾートというよりは郊外の美しい町という印象で、夏の盛りの7月下旬でも落ち着いて過ごせました。いわゆる観光ポイント的なところはすぐに見終わってしまうかもしれませんが、さすがは歴史のあるリゾート、町やビーチを散策してのんびりするのがぴったりです。

タリンから2時間で、バカンスモードに! タリンから2時間で、バカンスモードに!

観光ポイントは徒歩で回れる

パルヌの町の中心部は1km四方ほど。タリンからのバスターミナルもその端にあるので便利です。おさえておきたい見どころとしては、18世紀にバロック様式で建てられたエリザベート教会、17世紀の城門でタリンからの商人が利用したことに由来するタリン門、14世紀から残る城壁の塔レッド・タワーなどが挙げられます。町の歴史をくわしく知るには、豊富な資料を誇るパルヌ博物館に行ってみましょう。これらはすべて町の中心にあり、歩いて回れます。

観光客がそぞろ歩く、町の中心部 観光客がそぞろ歩く、町の中心部

コンパクトな町をのんびりと楽しもう

町の通りにはカフェやレストランが並びますが、人気のお店の1つがニコライ通りにある「カドゥリ・カフェ Kadri Cafe」です。エストニアの素朴な家庭料理が手頃な値段で食べられ、何げない盛りつけのセンス、メニューのバリエーションなどに優れていると思いました。また町には「ポルト・アルトゥル Port Artur」というモダンなショッピングモールがあり、広々とした店内で買い物が楽しめます。ここには食料品スーパーも入っていますから、長期滞在のバカンス客たちに混じって、のぞいてみるのも楽しいですね。

カドゥリ・カフェの素朴なプレート料理 カドゥリ・カフェの素朴なプレート料理

眺めるだけで癒される、おしゃれなビーチ

ビーチは町の南にあります。中心部から1kmほどなので、ぶらぶら歩いていけますね。白砂が美しく、かわいい着替え用の小屋が並んでいたりして、ヨーロッパらしい絵になる光景が拡がります。女性専用のビーチもあるので、注意してくださいね。ただ私が行ったときは風が冷たく、スウェットシャツでも寒いくらいの気温でしたから(あとで調べたら15℃でした!)、水着で海に入りたくなるような日は、夏でも毎日というわけではなさそうです。それでも遠浅の穏やかな海を眺めているだけで、充分リゾート気分になります。ここで夕暮れ時を過ごすのもいいですね。(後編へつづく)

こんなにきれいなビーチなのに人も少なくて静かでした こんなにきれいなビーチなのに人も少なくて静かでした