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エストニアのセト地方/美味しいごちそうスープと無形文化遺産「多声歌唱」(前編)


エストニアの田舎暮らしがしてみたくなる農家レストランへ

セト地方の典型的な家屋。かつてはここで演劇も開かれていたそうです セト地方の典型的な家屋。かつてはここで演劇も開かれていたそうです

北ヨーロッパのバルト三国の中の一国、エストニア。その国で、キヒヌ島以外にユネスコ無形文化遺産になっているものがあります(キヒヌ島については別記事「ガーデンテラスで幸せ過ぎるランチ体験! エストニアのユネスコ無形文化遺産の島キヒヌへ」で紹介しています)。それは、エストニア南東部のロシア国境に近いセト地方の多声歌唱、「セト・レーロ Seto Leelo」です。首都タリンから車で約4時間の距離にあるオビニッツァ村(Obinitsa)では、旅人でもこのセト・レロを鑑賞できる場所があり、土地の郷土料理も楽しめます。

セト地方独自のクラフトアートも素敵です

インテリア雑誌にでも出てきそうな・・・オシャレなインテリア! インテリア雑誌にでも出てきそうな・・・オシャレなインテリア!

この村で食事できるのは、20世紀を代表する伝説の女性歌手タールカが住んでいたという家「タールカ・タロ」。100年以上昔に建てられた木造家屋が大切に保存されていて、現在は往時の暮らしを伝える貴重なレストランとなっています。ダイニングルームは、小さいながらウッディな内装にセト地方特有の繊細なレースカーテンや手織りカーペット、古いランプ式の灯りなどが備わり、この地方の農家の穏やかな暮らしぶりを想像させます。インテリアはもちろん、グラスや器、鍋敷き、トイレのタイルの壁までひとつひとつの趣味の良さにも驚かされました。

ロシアの食も融合した、セト独自の極上スープに感激

メイン料理は栄養満点のティンディロークスープ メイン料理は栄養満点のティンディロークスープ

玄関を入るとすぐに、度数が40度はありそうなライ麦の地酒ハンチャをショットグラスで差し出され、一気飲みを勧められました。実はこの祝杯、10分おきくらいにずっと続きますので、ほどほどにいただきましょう。メイン料理は、「ティンディローク」という淡水魚でダシを取った具だくさんのスープでした。煮干しに似たティンディロークに、コウイカ、ベーコン、ジャガイモ、ニンジン、タマネギ、大麦が入り、ハーブのディルが効いた塩味のさっぱりスープです。これに好みでニンニク入りサワークリームをかけていただきます。

コインがささったバター皿にびっくり!

上の5ミリくらいがバターで下はカッテージチーズになっています 上の5ミリくらいがバターで下はカッテージチーズになっています

エストニアのソウルフードでもある黒パンは6時間かけて作る自家製。これにバターとカッテージチーズをミックスしたものを添えますが、山盛りに盛られたバターの皿の上に4つのコインが半分埋め込まれています。昔、結婚するときは、嫁ぎ先にコインと牛を持っていくのが習わしだったそうです。そしてこの日はキリスト教の「ペンテコステ(聖霊降臨)祭」ということもあり、祭事や特別な日にしか作らない「スイエル」というクミン入りチーズもふるまわれました。最後はリンゴのスイーツとムラサキアオイのハーブティ。スープと黒パンというシンプルなメニューですが、ヘルシーで栄養価の高い大満足のランチでした。(後編へ続く)

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2017/11/07)

※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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