赤茶色の三角帽がかわいい塔が歴史地区の入口

エストニアの首都タリンの歴史地区もまた、中世に築かれました。旧市街の入口のヴィル門の前で、赤茶色の三角帽をかぶった2つの塔を見て、かわいい町だなあ、と最初の印象を持ちました。そして、数十年前まで社会主義国だったことを忘れそうになる、活気ある雰囲気も併せ持った印象もありました。観光地化が進み、歴史建築物の1階が土産屋や飲食店で埋まっているからでしょうか。バルト海を挟んでフィンランドがあるので、洗練された北欧の文化の影響が、雑貨や食品にも出ていました。

「バルト三国」とくくっても、それぞれ異なる魅力をもつ歴史地区 その3 タリン 「バルト三国」とくくっても、それぞれ異なる魅力をもつ歴史地区 その3 タリン

タリンは、城壁の上に上がることができる

他の2首都と異なり、タリンは昔の城壁が今もなお良い保存状態で残っていて驚きました。ヴィル門すぐ近くから、城壁の上へ上がることもできます。「セーターの壁」と呼ばれる、この地域名産のニット製品を売る市場が並んだ奥に、その入口がありました。入口で3ユーロ(約400円)払い、石の階段を上っていきます。さほど高さはないので、絶景は期待できませんが、塔の作りを見学したり城壁の上を歩くことができる貴重なスポットです。他には、「塔の広場」から見る城壁の姿も立派でした。

タリンの絶景スポットは、ここでした!

タリンの旧市街を散策していると、通りがとても特徴的だと感じます。「職人通り」といわれるカタリーナ通りの、建物の補強のために取り付けられたアーチ型の柱がすてきでした。下町から城へと繋がっていた「短い足通り」と「長い足通り」も面白い通り。また、高台から町を眺めるなら、2つの展望台に上がりましょう。一つはパットクリ展望台で、旧市街の北東部分や、裏手にある鉄道駅が見えました。そして、もう一つのコフトウッツァ展望台もおすすめ。赤茶色の屋根や、ツンと突き上がった教会の斜塔など、南へ広がる旧市街全体が眺められました。

旅行者にも便利!今が行き時の、バルト三国巡り

こうして、バルト三国縦断の旅を通して、各国の旧市街の違いが五感で味わえました。その一方で、旧市街の雰囲気は違うと言えども、国として三国の共通点が多いのも事実。1991年にソ連から独立を果たし、現在3国ともにEUに属していることで、国の移動間に入国審査などはありません。2015年には、最後のリトアニアがユーロ圏に入りました。おかげで、両替を繰り返さずに済むようになりました。旅行者にとっても3国周遊がさらに便利になった今こそ、縦断旅行、おすすめです。