立ち止まって撮影したくなるショーウィンドーがたくさん

世界のいろんな大都市を歩いていると、「日本にもあるファストファッションや有名店ばっかりじゃん!」と悲しくなることはありませんか? ところがヘルシンキの街歩きは違います。たとえば、インテリアショップのショーウインドーは、見たことのないアート作品のようなディスプレイばかり。とくに南ヘルシンキの「デザイン・ディストリクト」と呼ばれるエリアは別格です。もとは2005年に地元のデザインシーンを向上させるためのプロジェクトとしてプランされ、多くの気鋭クリエイター達が集まって思い思いの店をオープンさせた場所なのです。ブティックやヴィンテージの店、インテリア、キッチン用品、ジュエリー、お菓子の店、小ギャラリーやデザインスタジオまで、現在では25の通りに200店舗以上が軒を連ねています。しかも、石畳の通りにアールヌーヴォー建築が建ち並ぶ、美しい歴史地区でもあるのです!

ファーと革製品専門のお店「オナール」 ファーと革製品専門のお店「オナール」

モダンフィンランド料理もここでいただけます!

初めてのヘルシンキで想像していた料理は、素朴なサーモンスープやミートボールでしたが、現在は「新世代グルメ」というべき、モダンフィンランド料理がブームのようです。これには理由があります。外食の習慣があまりなかったフィンランドでは当然レストランは少なく、外食産業が発達しなかったそうです。しかし観光客が増えるにつれてレストランも増え、味も見栄えも洗練されてきました。土地の新鮮なシーフードや野菜をたくさん使い、彩豊かなビューティフルな料理はこのデザイン・ディストリクトでいただけます。その代表が「クールナ Kuurna」、「ユーリ Juuri」、「ムルMuru」など。伝統的な料理が食べたいときは「トリTori」へ行きましょう。詳細はガイド本等をご参考に。

味噌とマヨネーズのソースでいただく前菜のキクイモ料理 味噌とマヨネーズのソースでいただく前菜のキクイモ料理

押さえるべき通りはココです

デザイン・ディストリクトへは、有名デパートのストックマンやヘルシンキ大聖堂がある中心部から歩いて15分〜20分ほどです。道は碁盤の目になっているので迷う心配はありません。押さえておくべき通りは、フレドリキンカトゥ Fredrikinkatu 通りと、それと平行に走るアンナンカトゥ Annankatu 通りで、地元ブランドのキッチンウエアやインテリアショップなどが目立ちます。その2本と交差するウーデンマーンカトゥ Uudenmaankatu 通りとイソ・ローベルティンカトゥ Iso Roobertinkatu 通り周辺では、小さなショップやギャラリー散策を! 郵便局やスーパーマーケット、カフェバーなどもあって、朝夕は地元の人たちが通勤する姿も見られ日常を感じられる場所でもあります。

建築ウォッチングも楽しめます 建築ウォッチングも楽しめます

たくさんありますが3つの店を紹介

面白かったお店をいくつか紹介します。ファーと革製品の好きな人は「オナール ONAR」へ。ショールや毛皮ジャケットが驚くほどビビッドなビタミンカラー! クロムフリーの染色にこだわり、食肉加工した後の皮を使うなどエコを意識したお店です。そしてフィンランドのコンテンポラリーアーティストとデザイナー16名の手づくり家具やアートオブジェを扱う「ロカール Lokal」、ラッピング紙やポストカード、文具品が素敵な「ペーパーショップ Papershop」など。その土地でしか買えないオンリーワンのお土産こそ、旅の醍醐味と言えるでしょう。ホテルでデザイン・ディストリクトの地図をもらってスタートしましょう。

ペーパーショップで見つけたギフトボックス ペーパーショップで見つけたギフトボックス