フランス人の生活に欠かせないのがマルシェ

「マルシェ」という言葉はフランス語で”市場”のこと。今では日本でもすっかりおなじみになっていますよね。フランスではたいていどの町にも日常的にマルシェが立ち、生産者から届けられた新鮮な食材や生活雑貨の買い物を楽しむ人たちで賑わっています。フランス人も日本人と同じようにスーパーマーケットも利用しますが、野菜や果物はやっぱりマルシェで買うという人が多いそうです。マルシェの楽しみのひとつに、地域ごとの特色を感じられるところがあります。地元の食材を扱っていたりその地域の特産品を手に入れるにはもっていこいの場所です。今回は南仏を訪ねた時に立ち寄ったマルシェの様子をご紹介しましょう。

のんびりと買い物を楽しめるのがマルシェの魅力 のんびりと買い物を楽しめるのがマルシェの魅力

南仏は食材の宝庫

プロヴァンス地方の中でも特に美しい町として有名なエクサン・プロヴァンス。この町では週3回、野菜や果物を扱う生鮮品のマルシェが立っています。私が訪れたのはちょうど夏の真っ盛り、太陽の光をいっぱい浴びた野菜や果物はどれも色が濃くてツヤツヤ、まるで畑からそのまま運んできたかのような新鮮さが目で見て分かります。トマトやズッキーニ、ナスなど、南仏料理に欠かせない食材は特に種類が豊富で、形も色も様々。まるで絵の具のパレットのような色彩に圧倒されるばかりでした。買いに来ているのは地元の人や、夏のバカンスでエクサン・プロヴァンスに滞在している家族連れまで、みんなあれこれ品定めをしつつ楽しそうに買い物をしていました。

木漏れ日が心地よいエクサン・プロヴァンスのマルシェ 木漏れ日が心地よいエクサン・プロヴァンスのマルシェ

旅行者にもおすすめ、マルシェで買い食い

フランスのマルシェでは野菜や果物は基本的に量り売り。商品には「1kg:◯◯EURO」などと値段表示が出ており、お客さんは自分で必要な分だけを買うことができます。リンゴ1個だけでも嫌な顔をされることはないので、旅行中でキッチンがなくても、フルーツや野菜などそのまま食べられるものを買ってみるのもオススメです。マルシェには生鮮食品の他にも、調理済みのお惣菜やテイクアウトができる軽食を販売しているお店もあるので、マルシェ見物をしながらランチを楽しむのもいいですね。ちなみにエクサン・プロヴァンスのマルシェでは、巨大な鍋で作られたパエリヤが人気で、お昼が近づいてくると飛ぶように売れていました。

早起きしたらマルシェへ出かけてみよう

マルシェは終日営業している常設市場を除いて、朝からスタートして午後には店じまいを始めるところが多いので、出かけるなら午前中がいいでしょう。終日フリータイムの日なら、午前中にマルシェ見学をして、午後から観光なんていうプランもいいですね。エクサン・プロヴァンスのマルシェには食材以外のお店も出ています。次回は食材以外のお店の様子を紹介しましょう。(後編につづく)