カルカソンヌで食べ逃したくない名物料理とは?

フランス南西部にある、城塞都市カルカソンヌ。この町を訪れたら、名物料理「カスレ」を食べ逃すことはできません。「カスレ」とは、簡単にいうと豆と肉類を煮込んだ料理のこと。フランス南西部のラングエドックと呼ばれるエリアで食されている伝統料理です。その起源は何世紀も前、この地域の百年戦争中のことにさかのぼります。兵士へ与える食事として、村人が大きな土鍋にインゲン豆や肉などを放り込んで煮込んだのが始まりです。その後、この料理が付近の村にも伝わり、現在まで家庭で食されています。カルカソンヌにはカスレが食べられるレストランがたくさんありますし、カスレ専用の土鍋(カソール)も土産屋で販売されていました。

フランス南西部にあるカルカソンヌの名物料理は、ボリュームたっぷりのカスレ フランス南西部にあるカルカソンヌの名物料理は、ボリュームたっぷりのカスレ

レストランには値段の異なるカスレがありました!

カルカソンヌの城塞内にあるレストランで、カスレを食べてみることにしました。メニューにあるカスレは、ラングエドック風カスレと、ロイヤル・カスレといった具合に名前と値段が異なる2種類。私はラングエドック風を注文し、カソールが運ばれてきてビックリ!あまりのボリュームに、完食できるか不安がよぎりました。具は白いんげん豆、豚のバラ肉、ソーセージが煮込まれ、上には鴨肉も乗っていました。肉のエキスがしみ込んだ、白いんげん豆がほくほくして美味しく、真冬の寒さを忘れさせてくるほど体を温めてくれた上、完食。友人はロイヤルを注文していましたが、値段の違いは肉のサイズだと判明。カソールに乗った肉がこちらはさらに大きく、土鍋をはみ出していました。ボリュームがすごいので、前菜とカスレを食べるなら、空腹で挑むことをおすすめします。

地域で異なる「カスレ」が存在するとは!

旅行から帰ってから知ったのですが、カスレの起源を争っている地域が他にもありました。カルカソンヌから近いトゥールーズとカステルノーダリ。フォアグラの有名なトゥールーズのカスレには鴨肉のコンフィ、カステルノーダリのものにはガチョウのコンフィが加わります。どの町もカスレ発祥地を争っていますが、各地域で違いを守って現在まで親しまれている名物料理なので、次回の旅行ではこれらの町でも食べ比べてみたいです。滞在時間が短く、レストランでカスレを食べる時間がない人は、缶詰でも試してみてください。この地域のスーパーや土産物屋で、いろんなメーカーのカスレ缶詰をみかけました。レストランの味とまではいきませんが、なかなかの味で試す価値はありますよ。