フランス人に人気の観光地

南フランスの町カルカソンヌ。町の起源は古く、古代ローマ時代までさかのぼります。あまり日本人にその名は知られた町ではありませんが、フランス国内では人気上位の観光地。私の住むバルセロナからも近いので、いつか行きたいと思っていたところ、念願かなって1泊2日で行くことになりました。実際、町へ行ってみると、特に古代ローマ遺跡は目立って見かけることはなかったのですが、そびえ立つ城塞が想像以上に立派なので驚きました。この城塞は中世に建てられたもので、城塞に囲まれたシテが1997年に世界遺産に登録されています。

日本人にはあまり知られていない、フランスの人気観光地カルカソンヌ(前編) 日本人にはあまり知られていない、フランスの人気観光地カルカソンヌ(前編)

町の名前の由来は女領主から

現在の町の名前「カルカソンヌ」は、8世紀の伝説から由来しています。カール大帝軍がこの町を攻略しようと長い間、城塞を取り囲んでいたときのこと。当時の女領主のカルカスは城内に残っていた1頭の豚を投げ落とす作戦を行いました。それを見た軍は、まだ豚を捨てるほど十分な食料が残っているから攻略には時間がかかる、とあきらめ退くことに。そして、カルカスが勝利の鐘を鳴らしたことから、「CARCA SONNE(カルカスが鐘を鳴らす)」というフランス語が町の名前の起源となったのです。

橋からの眺めが最高のシャッターポイント!

世界遺産に登録されている旧市街シテと城下町をつなぐ2本の橋があります。鉄道駅から歩いてくると、どちらかの橋を渡ってシテの町へと入ることになります。2本の橋は、「古い橋(Pont Vieux)」と新しい橋「(Pont Neuf)」とよばれ、どちらの橋からも眺めがとても美しかったです。2重構造の立派な城塞を眺めるなら、城壁の中の町からでなく外からが一番。新しい橋側からなら、城壁と古い橋を一緒にファインダーに入る絶好の写真スポットです。さらに、ライトアップされた城塞は、壮観さが一層際立っており、夜の姿もおすすめです。

コンタル城から城壁へ上がれるハズが!

この壮大な城壁は52の塔と3kmの長さがあり、コンタル城からその一部に上がることができます。まずは城へ入場し、城の中を見学。オーディオコーナーでは、修復工事や城の構造の説明が流れていたり、美術館では教会で使われていた祭壇画や初期キリスト教美術の石棺なども展示されていました。展示を見終わって、城の出口を出た後に気がついたのです。「あれ?!どこから城壁の上に出られたのだろう?」と。城壁上がる場所を見逃してしまったのです。入り口で説明して、もう一度中へ入れてもらうことに成功しました。(後編につづく)