アルザスのワイン街道の村を巡る

フランスの東部、ライン川をはさんでドイツと国境を接するアルザス地方は、歴史的・文化的にドイツの影響が非常に色濃く、中世ドイツの家並みが残る美しい村が点在しています。南北に連なるヴォージュ山脈の東の裾野にはブドウ畑が広がり、マルレンアイムからタンまでの170kmに渡って、アルザスのワイン街道が続きます。訪れるなら秋のブドウの収穫前がおすすめ。車を走らせると、ブドウがたわわに実った一面のブドウ畑と、次から次へと姿を現すかわいらしい小さな村が目を楽しませてくれます。

白ワインと中世ドイツの町並みにうっとり!!フランスのアルザス地方でワイナリー巡り 白ワインと中世ドイツの町並みにうっとり!!フランスのアルザス地方でワイナリー巡り

村巡りは現地発のツアーを利用しよう

ワイン街道の村々を訪れるなら、ストラスブールかコルマール発のツアーを利用するといいでしょう。村々を結ぶ公共交通機関は本数が少なくてあまり便が良くないし、レンタカーで自由に回るのが本当は一番いいのでしょうが、せっかくワインの一大名産地に来ているのに運転のためにワインが飲めないのもつまらないですよね。私はコルマールの旅行会社のツアーを利用し、主要な村々を巡る一日ツアーに、ワイナリーを数軒巡るオプションをつけました。その日に申し込んだのが私たちだけだったので、日本語が堪能なフランス人のドライバーがプライベート・ガイドのようになり、とてもラッキーでした。

ワイン畑を散策し、ワイナリーでテイスティング

村を巡る合間にブドウ畑で車を降りて、ドライバー氏が収穫前のブドウの品種やその特徴を説明してくれます。ブドウ畑の中の小道の散策は、お天気も良く非常に気持ちのいいものでした。また、いくつかの村のワイナリーのショップを訪れ、それぞれ5種類以上のワインをテイスティングできたのはツアーならではの醍醐味だったと思います。個人ではどのワイナリーを訪れたらいいのかもよくわからないし、また試飲してじっくり説明してもらうのもなかなか難しいものです。私はここで白ワインの美味しさにノックアウト!!甘口の白ワインがこんなに美味しく思えたのは初めてのことです。

ワインによく合うアルザス・グルメ

数種類ある白ワインの中でも、ゲヴュルツトラミネールGewurztraminerは力強く香り豊かで、アルザスの料理にもとてもよく合いました。アルザスの料理は、どっしりとしたドイツ料理と繊細なフランス料理の要素を兼ね備えた肉料理がメイン。腸詰や豚肉とキャベツの漬物を白ワインで煮込んだ「シュークルート」や、マリネした肉とジャガイモの重ね焼き「ベックホーフ」、薄焼きピザのような「タルトフランベ」などが伝統料理に挙げられます。どの村にもある「ヴィンシュテュブWinstub」と呼ばれる居酒屋で、アルザスの伝統料理と美味しいワインを楽しんでみませんか?