歴代の王様たちに愛された森、フォンテンブロー

フランス・フォンテーヌブロー・世界遺産の現地ガイド記事

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歴代の王様たちに愛された森、フォンテンブロー

掲載日:2010/08/11 テーマ:世界遺産 行き先: フランス / フォンテーヌブロー ライター:夏樹

タグ: キレイ 建築 世界遺産 歴史



ABガイド:夏樹

【フランスのABガイド】 夏樹
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音楽修行に渡仏し20年。教会オルガニストとして活動する傍ら、日本の女性誌やWEBにフランスの新鮮な話題を常時発信。在仏日本人向けコミュニティー誌「Bisou」や、海外で活動するライター仲間が集るメルマガ「地球はとっても丸い」の編集にも携わる。

馬蹄形正面玄関は、記念写真にぴったり! 馬蹄形正面玄関は、記念写真にぴったり!

お城もユネスコ世界遺産

パリのリヨン駅から郊外列車に乗って約40分で着いてしまうフォンテンブロー。ルイ6世からナポレオン3世までの34代の王様たちが狩猟をした伝統ある森は、今も、週末を過ごしに来るパリジャンたちに人気の場所。そして、16世紀に建設された城は、森とともにユネスコ世界遺産に認定されています。Fontainebleau-Avon駅で降り、駅前のバス停でA線に乗れば、わずか15分でお城に着きます。パリ市内のメトロの切符で乗車できます。

 

狩猟の女神ディアナの噴水。木陰の多い、ベンチでゆっくりできる庭園 狩猟の女神ディアナの噴水。木陰の多い、ベンチでゆっくりできる庭園

フランス人にもっとも人気がある王様のひとり、フランソワ1世

フランスのルネッサンス期は、フランソワ1世のフォンテンブロー城で始まったというのが定説。もともと教養深かったフランソワ1世ですが、イタリア遠征中に目にしたルネッサンス芸術に感銘をうけ、イタリア人建築家やアーチストに自分の城の建築やデザインを任せることにしました。プリマチオやデッラバーテ、ロッソ・フィオレンティーノを呼び寄せ壁画を描かせ、巨匠レオナルド・ダ・ヴィンチも招待するほどのパトロンぶりでした

 

イギリス庭園の鬱蒼とした緑が見える。 イギリス庭園の鬱蒼とした緑が見える。

フォンテンブロー派といえばマニエリスム様式のこと

しかし、当時のイタリアはルネッサンス様式の後期、いわばバロック様式への過渡期にあたる、マニエリスムの時代でした。フォンテンブローでは、短い期間に栄えた、このマニエリスム様式の主要作品を見ることができます。女性の姿を長く引き延ばしたり、顔を小さくしたり、曲線を強調する官能的なスタイルとして知られています。ルーブル美術館に所蔵されている「ガブリエル・デストレ姉妹」という小さな作品は、作者不明ですが、このフォンテンブローの宮廷で制作されたマニエリスム芸術の代表作として有名です。

 

この時代は、まだ、お城の建設にレンガを使っていました。 この時代は、まだ、お城の建設にレンガを使っていました。

現在の「白馬の中庭」はナポレオンが、四輪馬車が通れるように路をひろげたもの

王家の特権が剥奪されたフランス革命中は、もちろん調度品は売り払われ、城は荒廃。しかし、その後、皇帝となったナポレオンは、ふたたびフォンテンブロー城を自分の権威の象徴として利用しました。結婚式の写真撮影によく使われる「馬蹄形の階段」がある「白馬の中庭」は、ナポレオンがエルバ島に追放されるときに自分の部下たちに別れを告げた場として有名。ナポレオン関係の多くの映画がここで撮影されました。

 

【関連情報】

パリ・リヨン駅からMontargis行きの郊外電車に乗り約40分。
TGVではないので予約は不要。

 
 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2010/08/11)
※渡航前に必ず現地の安全情報をご確認下さい。http://www.anzen.mofa.go.jp/
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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