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パリを中心に、モネ関連の美術館を巡る旅(後編:ノルマンディー地方へ)


掲載日:2017/07/18 テーマ:美術館・博物館 行き先: フランス / ル・アーヴル

タグ: 一度は見たい 一度は行きたい 素晴らしい 美しい 美術館 名画


モネが少年時代を過ごし、全盛期から晩年までを過ごした地方

モネが少年時代を過ごし、全盛期から晩年までを過ごした地方 モネが少年時代を過ごし、全盛期から晩年までを過ごした地方

(前編より続く)モネはパリ生まれですが、5歳でノルマンディー地方のル・アーヴルに移り住みます。そして40歳にして戻ってきたのが、同じノルマンディー地方のジヴェルニーです。ジヴェルニーへは、パリ・サン・ラザール駅から各駅停車でヴェルノンまで行き(約45分)、バスでジヴェルニーに向かいます。ここにはモネが暮らした家と、「モネの庭」があるのです。浮世絵と日本庭園に魅せられたモネは、40代で絵が多少売れ始めると、絵を描くよりも庭を造ることに熱中したと言われています。そこには池があり、睡蓮の花が咲くのです。どうして睡蓮の花だったのでしょうか? それは睡蓮が池に咲くからだと思います。光の画家モネが、水に反射する光の美しさを見逃すはずがありません。モネが「光と水の画家」とも呼ばれるのは、睡蓮を題材にしたからでしょう。
●モネの家:fondation-monet.com

ル・アーヴルも行ってみたい

モネの家は、4月から10月まで開館しています。庭には季節の花々が咲き誇り、池には睡蓮の花が咲いています。家の中はレモンイエローで配色され、数々の浮世絵が展示されています。今でこそスケッチと言って、外で絵を描くことが普通になっていますが、当時は絵を描くと言えば、室内が一般的でした。そんな時代にあって、モネは戸外でスケッチし始めたのです。そんな手法をモネに教えたのが、ウジェーヌ・ブーダンです。ブーダンもまたノルマンディー地方生まれ。父は水夫で、幼いころには父の船に同乗し、海原を見る毎日だったのでしょう。ジヴェルニーからほど近くに、この地方の中心地ル・アーヴルがあります。こちらも立ち寄ってみたいです。モネの代表作『印象・日の出』を描いたと思われる場所には、パネル表示が置かれています。またアンドレ・マルロー美術館は必見です。
●アンドレ・マルロー美術館:www.muma-lehavre.fr/fr

オンフルールも外せない

オンフルールも外せない オンフルールも外せない

マルロー美術館にはモネはもちろん、ブーダンの作品も多数展示されています。ブーダンは「空の王者」と称されました。画面の半分から3分の2が空で占めらているのです。そう、船に乗って海原に出てみると、世界の半分以上は空になります。そんな子供のころの心象風景が、作風になったのでしょう。また海は、光と水がことのほか美しい場所です。すなわち、印象派とは、ノルマンディーの光と海原が生んだのではと、想像たくましく考えられてくるほどです。近くのエトルタは、怪盗ルパンの家があることで有名ですが、アヴァルの断崖は、モネもスケッチしています。そして、ブーダンの故郷オンフルールまで足を延ばしてみましょう。プロ、アマ問わず画家たちが大勢、港で絵を描いています。この町まで来ると、ブーダンとモネが、印象派の土台を作ったように思えるのです。

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2017/07/18)

※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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