美しき世界遺産のモン・サン・ミッシェル

パリに行くなら、ぜひとも行ってみたいのが、世界遺産のモン・サン・ミッシェルでしょう。その昔、満潮の時刻になると海に浮かぶ島となり、しかも潮の満ちるスピードがあまりに早いため、多くの巡礼者が命を落としたとさえ言われているのです。それくらい苛酷な巡礼の果てにようやくたどり着いた聖地。今では橋が架けられ、干満に関係なく、バスですぐそばまで行けるようになりました。それでもこの修道院には、いまでも世界中から多くの観光客が押し寄せています。地場の力というのでしょうか。いえいえ、その孤高たる姿そのものが、抜群にカッコいいのです。手前の本土には、羊や牛が、ミネラルをたっぷり吸った青草を食んでいます。こんなシーンを背景に写真に収めたくて訪れる人も多いです。もちろんパリから日帰りツアーもありますが、個人ではどのように行ったらいいのでしょうか。ご案内していきましょう。

自力でモン・サン・ミッシェルに行く方法

パリからはモンパルナス駅からTGV でレンヌを目指します。2時間でレンヌに到着、駅の北口を出て「GARE ROUTIERE」というバスターミナル(2017年現在工事中)まで歩きます。ここからモン・サン・ミッシェルまでバスで約70分です。なるべく軽装で行くのがいいですが、バックパックなど大きな荷物を持っている方は、駅のロッカーに預けておきましょう。そうでないと入場できないのです。バス停からは2キロ。歩いてもいいですし、無料のシャトルバスも利用できます。途中のグラン・リュ停留所にはスーパーもあり、お土産も充実しています。片道の料金は、TGVとバス代で50ユーロ程度。オムレツ付きの日本語ツアーでも115ユーロ程度であることを考えると、ツアーで行ったほうがオムレツ代分安くなる計算です。あとは旅の好みになりますね。自由な気分を味わいたい方は、自力で行ったほうが楽しいですから。

モン・サン・ミッシェルの名物オムレツはおいしいのか?

モン・サン・ミッシェルと言えばオムレツです。その昔、満潮で本土から孤立しても、島には卵がありました。そこで宿屋を営んでいたプラームおばさんが、訪れる巡礼者をもてなそうと考えたのが、スフレ・オムレツだったのです。卵にバターを入れ、とにかくかき混ぜ泡立てるのです。こうすることで、フワフワのオムレツが出来上がるのです。店名は『ラ・メール・プラール』。ケチャップを掛けたりすると、睨まれます(フランスでは割とどこでもそう)。味付けは、せいぜい塩、コショウです。卵とバターの味を堪能してみてください。あまりにフワフワ過ぎて、歯ごたえはまったくありません。ただ、やたらに大きいのが特徴です。これだけでは当然お腹がいっぱいになりませんので、コースで頼むと45ユーロもします。もうここは、記念的に食べるしかないですが、高いです。さて、みなさんはどうします? 値段のことを考えると、ツアーのほうがよさそうですね。