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海外現地発ガイド通信

親日家で知られた故ジャック・シラク元大統領の博物館『Musee du president Jacques Chirac』


掲載日:2019/11/19 テーマ:美術館・博物館 行き先: フランス / リモージュ

タグ: 珍しい 博物館 歴史


故シラク元大統領のゆかりの地

左:1996年11月16日から22日、訪日の際に、故橋本龍太郎元首相より贈られた相撲人形。右:1999年1月7日、エリゼ宮で故小渕恵三元首相・千鶴子夫妻より贈られた軍配。 左:1996年11月16日から22日、訪日の際に、故橋本龍太郎元首相より贈られた相撲人形。右:1999年1月7日、エリゼ宮で故小渕恵三元首相・千鶴子夫妻より贈られた軍配。

※2019年9月26日、ジャック・シラク元大統領が86歳で死去しました。ご冥福をお祈りします。

フランス中部に位置するリムーザン地方。上質な牛肉や、リモージュ磁器がよく知られています。しかし「夏休みにリムーザンに行ったよ」と言うと、「え、あんなところに何があるの?」と返ってきます。
このようにあまり人々の心に強い印象を残さないリムーザン地方のコレーズ県に、『Musee du president Jacques Chirac』があります。故シラク元大統領は小学生時代の数年をこの地で過ごしており、現役時代はコレーズ県の議員も務め、ベルナデット夫人も県議員とサラン村の助役を務めており、夫妻のゆかりの地なのです。
ご存知の方も多いと思いますが、故シラク元大統領は親日家で有名。各紙報道によれば、来日回数は40回を超えるそうです。日本や日本文化を愛してくれた元大統領の名前がつく博物館はどんなところなのか、この夏、見てきました。

各国の特色溢れる贈り物が見られる

明るく、配置に無駄がなく、見学しやすい地上階 明るく、配置に無駄がなく、見学しやすい地上階

リモージュから100キロ以上離れた山の中にあるサラン村。アクセスは車です。高速道路プラス県道だと1時間半ほど。またはひたすらのどかな景色が広がる県道を走り続け約2時間で到着します。
メインの展示は故シラク元大統領が現役時代に訪問、交流した国々や、個人からの贈呈品です。地上階は、アメリカ、アフリカ、アジア、ヨーロッパなどの大陸別に150点、地下には2000点以上の贈り物が所狭しと保管されています。1点1点に番号がふられており、展示ケースの前にあるタッチパネルに入力すると、何年に、どの国の誰から贈られたものかがわかるようになっています。
本当にいろいろな品がありますが、メダルや鍵が目立ちました。鍵は「またどうぞいつでもここにいらしてください」という歓迎の意味があるのです。
絵画や資料なども含めるとコレクション総数は5000点以上にものぼります。

相撲関連の贈呈品もお披露目

1997年5月13日、パリ日本文化会館開館式で、紀宮さま(現・黒田清子さん)より贈られた花瓶 1997年5月13日、パリ日本文化会館開館式で、紀宮さま(現・黒田清子さん)より贈られた花瓶

絵画に彫刻、陶器に豪華な金銀のオブジェなど、どの贈呈品もとても見事ですが、個人的にコモロ諸島の魚の剥製や、アフリカ諸国の細かい手作業で作られたと思われる布やビーズの品々が印象に残りました。
そして、日本人としてはやはり日本からの贈り物が気になるところです。
地上階では、紀宮さまから贈られた花瓶、相撲のまわしや人形、能の面、かけものなどが展示されています。地下では、日本人形や、当時の横綱1996年当時の横綱貴乃花から贈られた手形色紙や、粗布などが見られます。
大の相撲好きとしても知られる故シラク元大統領。多くの人が見られるように公開されているのは日本人としても嬉しく思いました。特に相撲関連の展示物は、時間をかけて見入る人が多かったです。

企画展示室、図書室もある

シトロエンDS。一度乗ってみたくなる シトロエンDS。一度乗ってみたくなる

筆者が訪れた際の企画展は、『大統領の車』でした。展示中の車は、シトロエンDS 19、シトロエンSM decapotable、 ルノー Safrane Limousine、 シトロエンC6、シトロエンDS5というようにシトロエン優勢です。歴代大統領の専用車という位置付けにあるようです。クラシックな雰囲気の車が好きな人は、見ていて楽しいと思います。
図書室もあります。寄贈された蔵書は1万7千冊。主に研究者や学生が利用しているようです。
このほか、子どもたちを対象としたアトリエを開いています。随時開催ではありませんが、子どもたちが筆をとり、習字をしている様子が案内状に載っていました。
世界のいろいろな国が持つ文化を知り、関心を持つことは、異なるものを理解し合うことにきっとつながる、そんなことを思いながら博物館を後にしました。

関連情報

博物館外観、入口 博物館外観、入口

Musee du president Jacques Chirac

所在地:4 Route du Musee 19800 SARRAN
電話: +33(0)5 55 21 77 77
メール:musee.president@correze.fr
公式サイト:www.museepresidentjchirac.fr

開館時期:3月1日〜11月30日。月曜休館
開館時間:10:00〜12:30、13:30〜18:00

入館料:4.5ユーロ。12歳から25歳まで、身障者、学生などは3ユーロ

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2019/11/19)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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