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海外現地発ガイド通信

精密であり、かつ愛嬌たっぷりな西洋からくり人形が集まる博物館


掲載日:2018/07/16 テーマ:美術館・博物館 行き先: フランス / リヨン

タグ: おもしろい 一度は行きたい 博物館


戦後オープンした「からくり人形」のアトリエが博物館に

博物館に入るとこのようなオートマタが出迎えてくれます。 博物館に入るとこのようなオートマタが出迎えてくれます。

今回はリヨンにある西洋からくり人形(オートマタ)の博物館をご紹介します。今から約70年前の1946年、アウグスティヌス、ジョルジュ夫妻とその息子ロバートはオートマタと呼ばれるからくり人形のアトリエを作りました。製造されたオートマタは販売する傍、レンタルもし始めました。そしてここで作られたオートマタは店舗のショーウィンドウの装飾としても人気が出ました。コンピューターなどで簡単に動く人形を作れなかった時代、60cm〜1mの高さもあるオートマタは、当時どのような驚きがあったのでしょうか。やがて息子のロバートは年間を通していつでも彼の創造物を一般の人々が楽しむことができるようにと、1991年末にこの博物館を一般公開しました。

250台のオートマタのコレクション

オートマタの内部。手作業で時間をかけて作ります。 オートマタの内部。手作業で時間をかけて作ります。

博物館がオープンした当時は100台のオートマタが館内に設置されました。そして新しい人形は、長年に渡ってアトリエ内で作り続けられ、多くのシーンが作成されました。現在は250のオートマトンのコレクションを展示しています。まず博物館にやってきたらこの博物館の歴史やオートマタの製造工程を説明してくれます。製造プロセスを聞いてみると、全ての作業が重要であることが分かります。主題の研究、機械工学、型のとりかた、顔の表情、ドレスとアクセサリー……。オートマタをつくるのには約4週間の作業が必要です。今日でも製造は依然として職人的な作業が多いことがわかります。

馴染みの深い絵画がオートマタに

こちらはポール・セザンヌの絵画「カード遊びをする人々」やエドゥアール・マネ「笛を吹く少年」。 こちらはポール・セザンヌの絵画「カード遊びをする人々」やエドゥアール・マネ「笛を吹く少年」。

さあ、いよいよ展示会場に足を踏み入れましょう。ここではリヨンにまつわる人物はもちろん、民話、フランス小説、絵画のシーンの再現など実に幅広いテーマで作品をみせてくれます。まず冒頭の作品は「絵画への敬意」。ポール・セザンヌの絵画「カード遊びをする人々」やエドゥアール・マネ「笛を吹く少年」、ジャン=フランソワ・ミレーの「落穂拾い」など日本人にい馴染み深い絵画をオートマタで表現しています。また他の部屋にはリヨンにまつわる人物を紹介するコーナーもあり、リヨン生まれの人形劇「ギニョール」やリヨンの伝統である絹の機織り職人もオートマタで丁寧に作っています。またピーターパンやピノキオなどのもの語りがあるコーナーは子供たちに人気があります。どのオートマタも事前に調べて研究をする必要があり、テーマの歴史、デザイン研究と、すべての装飾を実現するのには2年の作業が必要なこともあるそうです。

未来にオートマタの技術を継承したい

リヨンの伝統的な人形劇、ギニョール。黒い帽子を被って赤い蝶ネクタイを付けている人が主人公のギニョール。 リヨンの伝統的な人形劇、ギニョール。黒い帽子を被って赤い蝶ネクタイを付けている人が主人公のギニョール。

子孫がいないロバートは、彼の活動が継続できるように、そして彼のオートマトン収集がのちの世まで受け継がれるようにと財団の創設することを決め、準備していました。ロバートの死後1年経った2007年、博物館は公益事業として認められ、ASG-EMA財団が創設されました。
今日の博物館は、ASG-EMA財団によって管理されています。博物館チームは、ワークショップでオートマトンを製造し続け、技術の研究と改善にも取り組んでいます。リヨンを訪れる機会があれば是非一度ご覧になってください。

情報:

赤い扉が目印です。 赤い扉が目印です。

100 rue saint Georges 69005 Lyon
14:00-18:00
www.museeautomates.com

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2018/07/16)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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