食事やショッピングに最適な旧市街地

前編からの続きです。美しい景色を眺め、ビーチを堪能した後は、やはり食事とショッピングを楽しみたいですよね。それなら、海岸の東側に広がる旧市街地に行くのがおすすめです。ここにはさまざまなレストンランがひしめくだけでなく、ブランド品を扱う店も多いので、食べるにも買うにも困ることはありません。ただし、道幅は広くはなく、奥に行くほど入り組んでいるので、迷わないよう要注意です。自信のない方は地図をしっかり用意しましょう。

多くの献花がされていたアルベール1世庭園の広場 多くの献花がされていたアルベール1世庭園の広場

旧市街地に溶け込むサン・レパラート大聖堂

ニースにはいくつかの教会がありますが、旧市街地にあるのがサン・レパラート大聖堂にはぜひ行ってください。17世紀後半に建てられたバロック様式の教会で、大きな建物ではないのですが、旧市街地の風景にしっかり溶け込み、味わい深い趣きがあります。それほど時間をかけずに観光できるので、ぜひ立ち寄ってみてください。ショッピングで歩き疲れたときに休憩がてら訪れる、というのもアリだと思います。また、大聖堂の前のロセティ広場には、それを囲むようにレストランもあります。

多くの献花を集めた追悼広場

2016年7月14日、ニースで悲惨な事件がありました。人々の行きかう海岸沿いの遊歩道にトラックが侵入し、多くの死傷者を出した事件です。偶然ですが、私がニースを訪れたのはその約2週間後で、事件現場にはたくさんの献花が置かれていました。そしてそこから少し離れたアルベール1世庭園内にも、献花が寄せられた広場がありました。そこを訪れているのは観光客が中心でしたが、事件の犠牲になった方々へ想いを馳せ、沈鬱な表情を浮かべていました。その広場には花だけでなく、被害者の方との思い出の品や写真、手紙、子どものためのぬいぐるみなどもあります。この事件がいかに悲惨なものであったか、強く感じさせられました。ここを一概に「立ち寄ってほしいスポット」ということはできません。しかし、あの日この場所で、私たちと同じように観光を楽しんでいたはずの方々へ、深く追悼の意を捧げるのも、旅をしているからこそできる体験なのかもしれません。