南フランスにあるユゼスという、田舎町

古代ローマ時代に建設された水道橋、ポン・デュ・ガールは世界遺産に登録された観光名所で、南フランスのアヴィニョンとニームの間の山間部にあります。これは、古代ローマ都市ネマウサ(現在のニーム)の町へ水を運ぶために架けられた橋で、その水源は北にあるユゼスの川からでした。名前の聞いたことのないような田舎の町へ行ってみたかったので、予定を変更して急遽ユゼスへ行ってみることに。私たちはポン・デュ・ガールから、バスで行きましたが、ニームやアヴィニョンからもバスが出ています。

南フランス、ユゼスにあるサン・テオドリ大聖堂の塔がかっこいい! 南フランス、ユゼスにあるサン・テオドリ大聖堂の塔がかっこいい!

小さな町のわりに、レストランがたくさん

ポン・デュ・ガールからバスで行くと、車窓から見えるのは絵に描いたような、フランスの田舎風景。小さな村をいくつか通り抜け、数々のブドウ畑を越えて、30分ほどで到着しました。ユゼスの町に着いたのは、昼の2時半ごろ。まずは腹ごしらえをしようと、店を探すため歴史地区へと入って行きました。町の中心Aux Herbes広場は古い邸宅に囲まれた広場で、その1階にはレストランがいくつか入っていましたし、Albert I広場周辺の大通り沿いにもビストロが並んでいます。私は町をただ歩いているだけで、心が弾んでいました。

想像以上にかわいい町と観光名所の城

町の雰囲気があまりにも素敵で、空腹なのに町の散策を楽しんでいました。平日の昼休憩中なのでしょうか、多くの路面店は閉まっており、人もあまり歩いていません。それがまたいい感じで、路地の写真を撮るにも人も、店の看板も邪魔になりません。石畳、石造りの家屋、木の窓枠、想像していた以上にかわいい町でした。この町は、散策するだけでなく、観光名所もちゃんとあります。その目玉は、16世紀国内最大の領地を持ったユゼス家の公爵邸。外観から見ても素敵なお城ですが、内部見学が可能で、ベルモンド塔の上に登ると町が見渡せます。

レンタカーを借りずに行けるから、おすすめ

散策中に、町の東方にピサの斜塔を髣髴とさせる、珍しい円筒型の塔を発見!! 行ってみると、それはサン・テオドリ大聖堂にある、フネストレル塔でした。そこからは、ユゼスの町の南東に広がる自然地帯が眺められました。レンタカーを借りない旅行だったので、南仏の田舎町を訪れることは諦めていましたが、ラッキーなことにユゼスは公共交通機関を利用して行ける町です。日本ではあまり知られていないかもしれませんが、南仏の田舎町を訪れたい方に、このユゼス、絶対おすすめです。