ニームの町を見下ろす丘にそびえる、マーニュの塔

古代ローマの時代、ニームは城壁で囲まれた小さな要塞都市でした。その城壁の一部で、最も高かった塔がマーニュの塔です。もともとあった小高い山を利用し、その上に塔を建てたのが紀元15年のこと。塔内部の展示によると、もともとは現在より1段多い3段構成であったことや、高さ36mだったことが分かります。敵の襲来を見張る役目を担っていたとか、ローマ帝国の権力を示す役割りを持っていたなどと議論されてきました。現在、この塔は一般公開されており、見晴らしのよい所まで登ることができます。

ニームの町を見下ろすように建つ、マーニュの塔 ニームの町を見下ろすように建つ、マーニュの塔

頑張って、塔の上にも登りましょう!

「あとどのくらい登るのだろう?」と狭い幅の螺旋階段をぐるぐる回りながら進んで行きました。少しふらふらになった頃、ようやく頂上に到着。そこに広がっていたのは、ニームの町の全貌でした。茶色の屋根の町並みが見渡せ、古代闘技場まではっきりと見えました。天気のいい日で空気も澄み切っており、素晴らしい景色に大満足。私たち以外に誰も観光客はやって来ず、この瞬間だけこの絶景を独占!と気分のいいものでした。展望スペースは、大人6人も入れば一杯になってしまうほど狭かったです。

3スポット回れるお得なチケット

マーニュの塔だけに入場するなら、3ユーロ(約390円)ですが、他のニーム主要観光スポット「円形闘技場」「メゾン・カレ」と一緒に回れる3箇所チケットだと12ユーロ(約1700円)。おそらくニームを訪れた人が必ずといっていいほど訪れる「円形闘技場」だけで10ユーロするので、お徳チケットをおすすめします。この3箇所のうち一番最初に入場する所で購入すればOK。同じチケットで他の2箇所を回ります。使用期間は3日間で、1日ですべて回りきる必要はなく、滞在計画と合わせて使えます。

緑と水の空間。フォンテーヌ庭園も素晴らしい!

マーニュの塔へ向かうのに、まず中心地から北西にあるフォンテーヌ庭園を目指しました。この庭園の丘を登った頂上に、マーニュの塔が建っているからです。18世紀に造られたこの庭園は、もともと古代の聖なる泉があった場所。現在は、運河から運ばれてきた水が噴水に使われ、池では白鳥が飼われていました。子連れ家族やランナー、日向ぼっこしている年配の夫婦など、地元の人々が寛いでいました。園内にはカフェもあるので、マーニュの塔から降りてきて、ほっと一息つけるスポットです。