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海外現地発ガイド通信

映画の舞台【ダ・ヴィンチ・コード】 ――ルーブル美術館の魅力


ルーブルで始まり、ルーブルで終わる

グランド・ギャラリー グランド・ギャラリー

映画「ダ・ヴィンチ・コード」はルーブル美術館で始まり、ルーブル美術館で終わる。
ルーブル美術館は上から見ると「コ」の字型になっていて、その一辺、ドノン翼と呼ばれるエリアの2階は床が寄木細工で作られ、グランド・ギャラリーという名前がついている。グランド・ギャラリーにはルネサンス期のキリスト教を題材にした絵画が多く飾られていて、映画はここで美術館長の遺体が発見されて動き始める。
グランド・ギャラリーが館長殺害現場という設定で登場し、多くの絵画が写るものの、それらが展示されている場所は映画とはかなり違っていて、それを発見、体験するのもまたひとつの楽しみだ

絵画のエピソード

ホラティウス兄弟の誓い ホラティウス兄弟の誓い

まず、館長が殺し屋に追われて逃げる場面で写る「ホラティウス兄弟の誓い」。この絵はグランドギャラリーではなく「ナポレオンとジョセフィーヌの戴冠式」「民衆を率いる自由の女神」などサイズの大きな作品が展示されているエリアにかかっている。
次に、館長の遺体は黒い八極星の模様がある床に、ダ・ヴィンチの作品「ウィトルウィウス的人体」の形そのままの姿で横たわっているが、八極星の模様が床にあるのはギャラリーの中でもごく限られた一部分で、そのあたりには古い時代の宗教画しか飾られていない。館長が殺される直前、防犯用の鉄格子を作動させようとして壁からはずすのはカラヴァッジォ作の「聖母の死」。この絵は本当にグランド・ギャラリーにあるものの、巨大な作品でとても一人の人間の力、ましてや老人が動かすのは無理な話。映画に挿入される「岩窟の聖母」「預言者ヨハネ」などの名画も殺害現場とはかなり離れた場所にかかっている。

逆ピラミッドの秘密

逆ピラミッド 逆ピラミッド

ルーブル美術館はミッテラン大統領の時代に大改修が行なわれ、今やルーブルのシンボルになっているガラスのピラミッドもこのときに作られた。これとは別に、地下に「逆ピラミッド」と呼ばれる小ぶりのガラスのピラミッドがあり、ジャン・レノがトム・ハンクスを殺人現場に連れて行くシーンで写る。
この逆ピラミッドの真上はラストシーンでトム・ハンクスがしゃがみこむ場所として登場する。強化ガラスでできていて、ここから自然光が地下一階に取り込まれるしくみになっている。この位置はピラミッドとカルーゼル凱旋門の中間にあたるが、まわりが植え込みで囲まれているため、そこが逆ピラミッドの真上にあたる場所で、ガラス張りというのはあまり知られていない。
ルーブル美術館の北側、リボリ通りから逆ピラミッドがある地下に入りルーブルに入場すれば、地上ピラミッド入り口の長い列に並ばなくても済む。限られた旅行の時間を上手に活かそう。

旧標準子午線標識

旧標準子午線標識 旧標準子午線標識

イギリスのグリニッジ天文台を通る経線が1884年に世界の標準子午線と定められるまで、パリの中心部を通る子午線が世界の標準子午線ということになっていた。その子午線の通っている場所を目に見える形で表示する「ARAGO」と書いた直径12cmの真ちゅうのメダルがルーブル美術館の敷地内を含め、パリ市内に135個も埋め込まれていた。現在は工事の際に取りはずされたままになったり、盗難にあったりして数が減っているという。
映画にはサン・シュルピュス教会を通るローズ・ラインのくだりで登場するが「ローズ・ラインはどこにありますか」と見に来る人が多かったようで、教会側ではそれを迷惑がって一時「ローズ・ラインは当教会にはありません」という張り紙をしていたらしい。

ルーブルの魅力を再発見しよう

ドノン翼の入口には各国語で「ダ・ヴィンチ・コードとルーブル」を解説する音声キットの貸し出しが行なわれており、ミュージアム・ショップの書籍にもダ・ヴィンチ・コード関連のものが目立つ。映画の公開後、入場者数も急に伸びたと言われており、映画「ダ・ヴィンチ・コード」をきっかけにルーブル美術館に関心を持った人の多さを示している。
「ダ・ヴィンチ・コード」を見て、初めてルーブル美術館を訪れ実物に接する人の感動はもちろん、前に行ったことがある人も「ダ・ヴィンチ・コード」の視点で、素通りしてしまっていた絵や床の模様を見ると新しい発見、感動があるだろう。

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2007/07/06)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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