- 夏樹
- 音楽修行に渡仏し20年。教会オルガニストとして活動する傍ら、日本の女性誌やWEBにフランスの新鮮な話題を常時発信。在仏日本人向けコミュニティー誌「Bisou」や、海外で活動するライター仲間が集るメルマガ「地球はとっても丸い」の編集にも携わる。
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どうってことないものを着てサマになるのは不思議
パリジェンヌたちは個性的なおしゃれが得意ですが、実は、あまり衣装代にお金を使いません。フランスでは、バカンスに行くことの方が洋服より大切なことなので、普段はけちけちお金を貯めて、洋服はあまり買わないというのが普通です。とくに、おしゃれ上手な人に限って、おばあちゃんが着ていた服だの、20年前に買った服だのを後生大事に抱え込み、また、それをうまく利用しています。そういうこともあり、彼女たちは、あまり流行に左右されません。それよりは、新しいものとレトロなものを合わせたり、そういう組み合わせのテクニックがとても上手です。
週末は混むので、スタミナつけて強気で行こう!
彼女たちは、買うとなったら、とことん値段を比べたり、何度も下見に行ったりします。ディスカウントショップで、何十分も根気強く掘り出しものを探したりもします。そこで、今回ご紹介するのは、サクレクール寺院に行くついでにぜひ寄っていただきたい「sympa」です。このお店はAnvers駅近くに3店あり、どれも年中出血大サービスをしています。Nafnaf,infinitif,Sinequanoneなどのストックが信じられない値段で売りに出されています。山積みになった商品の中から気に入るものを探してみてください。
私の今日の掘り出し物はconocheのスカート20ユーロ
フランス人は親しければ親しい程、お世辞を言いません。仲のいい友達なら、デリカシーを持って、はっきり本当のことを言ってあげるのが友情というもの。だから、一緒に買い物に行けば、「これはあなたには似合わないわ」「これ着ると太ってみえるわ」などと、グサリと突いてきます。でも、こういうことは、はっきり言ってくれた方が嬉しいもの。おしゃれ上手になるには、厳しく相手のセンスを批評しあう方がお互いのためですね。
見ているだけで楽しい布地屋さん
お母さんから譲り受けたカシミアのコートは裾がすり切れている、何度も縫い直したツイードのスカートは裏地がぼろぼろ、おばあちゃんから戴いたカーディガンはボタンがとれてしまって…。こんな時に大助かりなのがsympaの近くにあるMarche St Pierreです。パリで一番大きな布地屋さんで、周囲にはボタンや糸など洋服作りに必要な物を扱うお店がたくさん並んでいます。パリで買った生地で自分なりのおしゃれを楽しみたい、そんな方におすすめのお店です。
Marche st pierreは伝統ある生地屋さん。5階もあります
■sympa
住所:68 Bd Rochechouart,1 rue de steinkerque,30 rue d'orsel 75018,Paris
営業時間:火曜日から土曜日の10時半から18時半
定休日:日曜日と月曜日
■Marche St Pierre
住所:2 rue charles Nodier 75018 Paris
営業時間:10時から18時半
定休日:日曜日
※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2007/09/26)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
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