- 田中知子
- 現役パティシエ、スイーツライター。二度のフランス留学中にフランス各地へ食の旅に。花の都パリに関しては、フランス菓子のみならず、観光名所、レストラン、カフェ、イベント事など、パリジェンヌ並の情報通。現在は東京にてパティシエをしながら、季節毎にパリをチェック。「住んでるように気軽に行ける、パリ攻略法をご紹介します!」
出発エリアをに変更しました。
かごいっぱいのオーガニックパン
近年、世界中で注目されているBIO食品(有機栽培、いわゆるオーガニック)。パリでもBIOを掲げるパン屋さんがここ数年でかなり増えてきました。食にそんなにこだわりのない方でも、BIOの焼きたてパンを一度口にすると美味しさに魅せられます。
そんな素材にとことんこだわっているカフェでとる日曜日のブランチを今日はご紹介したいと思います。日曜日となると定休のお店が多いフランスですが、今日ご紹介するこのお店は日曜もオープンしてるだけでなく、日曜・祝日のみに登場するブランチというスペシャルメニューがあるのも魅力の一つです。
休日のル・パン・コティディエンはブランチ目当てのお客さんで大繁盛
店名LE Pain QUOTIDIEN (ル・パン・コティディアン)、その名も「日々の糧」。
ル・パン・コティディアンは、ベルギーのブリュッセルでオープンし、ヨーロッパやアメリカに10店舗以上を構えるチェーン店です。
シェフは美味しいパンを求めて、最終的にオーガニックに辿りつき、このお店ではすべてが自然であることをモットーにしています。
パンにおいてはオーガニックを基盤に、化学肥料や農薬、除草剤、添加物、保存料、着色料は一切使わず、品質と原料を厳密に守ったBIO食品を貫いています。
また店内は自然の木の温もりが優しい内装で、食材の素材やクオリティだけでなく、大きな木のテーブルや大きな窓などリラックスできるような雰囲気づくりにもオーナーのこだわりを感じることが出来ます。
焼きたてのパンの香りが広がる店内
休日のパレ・ロワイヤルのル・パン・コティディアンはお店の外まで行列です。おしゃべりしながらのんびり並んで下さいね。
店内に入ると、おいしそうなオーガニックの自家製パン、クロワッサン、デニッシュが棚に並んでいます。カフェで使われている自家製ジャム、オリーブ、塩、こしょう、コーヒー豆まですべてがオーガニック。
どれも美味しいので、メニューから選んでもいいのですが、黒板に走り書きされたブランチ19.90ユーロ(約2,985円)というセットメニューがお勧めです。
かごいっぱいのパンと無造作にテーブルに置かれた7〜8種類のバターやジャム、紅茶、コーヒー、オレンジジュース、シリアル、チーズや生ハムがたっぷりのったサラダ、ヨーグルト……と食べるのに午後を目一杯つかってしまいほどのボリュームです。
テーブルに無造作に置かれたバターやジャム、はちみつもオーガニック。ブランチをオーダーすればすべて自由に使えます
■LE Pain QUOTIDIEN (ル・パン・コティディアン)
住所:18,place du Marche Saint-Honore -75001 Paris
電話:01 42 96 31 70
営業時間 : 日月7:00 19:00 / 火-土7:00 22:00
休:無休
URL:http://www.lepainquotidien.com/
休日のパリで、美味しいパンと落ち着く空間。
食事の後はゆっくりとした時間の流れを感じながら、パレ・ロワイヤルからルーブルのお散歩もお勧めのコースです。
ル・パン・コティディエンでのブランチタイムをぜひご堪能下さい。
※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2007/10/16)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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