- 田中知子
- 現役パティシエ、スイーツライター。二度のフランス留学中にフランス各地へ食の旅に。花の都パリに関しては、フランス菓子のみならず、観光名所、レストラン、カフェ、イベント事など、パリジェンヌ並の情報通。現在は東京にてパティシエをしながら、季節毎にパリをチェック。「住んでるように気軽に行ける、パリ攻略法をご紹介します!」
出発エリアをに変更しました。
リンゴのソースを使った鴨のコンフィのガレット(そば粉のクレープ)
フランス旅行では花の都パリにも行きたいけど、のんびり田舎町にも行ってみたい。
田舎町で郷土料理や伝統のお菓子を味わうのも海外旅行の醍醐味です。
でも、時間的にも経済的にも他都市に滞在する余裕はないという方は多くいらっしゃると思います。
そこで、今回はパリから日帰りで行けるノルマンディ地方のrouenルーアンにガレット(そば粉のクレープ)を食べに行く計画をご紹介したいと思います。
パリ近郊は高速郊外鉄道RERと国鉄SNCFで思い立ったらすぐに出かけることが出来ます。
ルーアンの街のカテドラル
ルーアンはサン・ラザール駅から国鉄SNCFに乗り、セーヌ川沿いに一時間ほど北上したところに位置するので、日帰りの旅にはもってこいの場所です。
一時間に1本〜2本の割合で列車が出ているので、早朝じゃなくとも、午前中なら駅に着いてから窓口で切符を買っても充分行って帰ってこれるのも便利。窓口か券売機でRouen rive droite駅までの切符を買います。列車の発車時刻とどのホームから発車するかを掲示板で確認するのも忘れずに。パリを出て、15分もすると列車からの風景がきれいで感動します。
ノルマンディ地方のルーアンはリンゴの産地であり、リンゴ酒(シードルやカルバドス)、リンゴのケーキやお菓子が多く生まれた町です。
カテドラルの脇のお土産やさん。ルーアンのお土産には塩バターキャラメルがお勧め
ノルマンディー地方は有塩バターの産地でもあり、お土産屋さん等で売っている塩バターキャラメル(1袋7ユーロ程(約1050円))もお勧めです。
「塩入り??」慣れない言葉に一瞬引いてしまいますが、騙されたと思って、ぜひ一度お試しください。後引く美味しさにやめられなくなりますよ。
クッキーやビスケットも塩味が効いたものが多いのは、お菓子作りにも有塩バターを使用しているためだとか。最近日本でも塩入りチョコレートとか流行ってますね。あま〜いお菓子にカリッとした塩のアクセントが美味しさの秘訣です。
そんなお菓子が生まれたルーアンの街は木枠の建物が多く、素敵なショップが軒を連ねていて、とてもセンスがいい♪
フラッと来たルーアンの街でお勧めのクレープリーをご紹介します。
ランチでもディナーでもなく、のんびりと時間を過ごしたい午後にでもぜひお立ちより下さい。
カテドラルの広場に位置するカフェ(クレープリー)
ルーアンのお勧めカフェ(クレープリー)
■cafe poule(creperie-cafe contemporain)カフェ プール
住所:5,place de la cathedrale −76000 Rouen
電話:02.35.07.11.68
menu (コース)10,80ユーロ(約1620円)
サラダ+ガレット(そば粉のクレープ) または ガレット(そば粉のクレープ)+デザート(デザートクレープ)シードル 3ユーロ(450円)〜
前菜とメイン、またはメインとデザートのコースがお手頃です。ノルマンディー地方なので、リンゴの発泡酒シードルと一緒に。メインのお勧めはリンゴのソースを使ったカモのコンフィのガレット。手頃な値段で本格フランス料理を食べれちゃうので、ぜひお試し下さい。 暖かい時期はカテドラル正面の広場に面したテラスでお食事できます。
※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2007/10/23)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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