- 大塚ばつ丸
- 大阪在住。欧米旅行も可能な日数が取れる夏休み、冬休みなどの時期は別として、一日の有給休暇を取るだけで行ける場所として回数を重ねるようになったのが韓国。趣味の旅行、映画、写真が結びついて、ロケ地を訪ねるホームページ「ばつ丸のロケ地を旅する」を始める。
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ル・トランブルー
フランスのリュック・ベッソン監督が「グラン・ブルー」に続いて放ったヒット作「ニキータ」。その3年後、アメリカではブリジット・フォンダ主演の「アサシン」としてリメイクされた。
警官殺害の罪で終身刑を言い渡された不良少女ニキータ(アンヌ・パリロー)は刑の免除と引き換えに教官ボブ(チェッキー・カリョ)の手で政府の秘密工作員に育て上げられて行く。
リヨン駅とTGV
過酷な訓練が終わった後、ニキータの誕生日にボブが彼女を連れて行ったのはパリ、リヨン駅の構内にある「ル・トラン・ブルー(英語ではブルー・トレイン)」というレストラン。そこで渡された箱の中には彼女が期待したようなプレゼントではなくてピストルが入っており、後ろの席に座っている男女をその場で射殺するよう命じられる。
パリの駅は行き先によって北駅、東駅などに分かれていて、リヨン駅からはマルセイユ行きのTGVなど、南部へ向かう列車が出ている。
ホームのある階に立って振り返ると「ル・トラン・ブルー」のネオンサインが見える。入り口だけはこのネオンのせいか旅行者がそのままの服装で入れる大衆的な店に見えるが、その内装の豪華さには圧倒される。金色で装飾された店内、壁にはフレスコ画が描かれ、まるでここはベルサイユ宮殿かルーブル美術館かという作りになっている。
LEUIS CODE通り
映画の後半、教官ボブたちがニキータの隠れ家になっているアパートを訪れるが、彼女はもうどこかへ去った後で、姿を見つけることはできないというシーンがある。その場面ではナポレオンの棺があるアンバリッドの金色に輝く屋根が見えている。それを手がかりに探してみると、アパートはアンバリッドの西側、LEUIS CODE通りにあるという設定らしい。
格式高き「ル・トラン・ブルー」店内
資料を読んでみると「ル・トラン・ブルー」は1900年のパリ万国博に合わせてオープンした格式あるレストランで、グルメを自認する人がパリを訪れたら、必ず行かなければならない店とある。
パリで思い出に残る食事をとお考えの方、映画の撮影地でもあるこのレストランへ行けば豪華な食事もできてロケ地も楽しめるという一石二鳥です。
※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2007/11/07)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
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