- 田中知子
- 現役パティシエ、スイーツライター。二度のフランス留学中にフランス各地へ食の旅に。花の都パリに関しては、フランス菓子のみならず、観光名所、レストラン、カフェ、イベント事など、パリジェンヌ並の情報通。現在は東京にてパティシエをしながら、季節毎にパリをチェック。「住んでるように気軽に行ける、パリ攻略法をご紹介します!」
出発エリアをに変更しました。
内装の素敵なリヨン駅構内のレストラン
フランスでは子供からお年寄りまで、素敵なスーツに身を包んだビジネスマンのおじ様まで、お食事のあとにちゃんとデザートを食べています。日本にいると、なんとなく恥ずかしくて食後にパフェを食べたくても頼めない……という男性の方々、フランス旅行の際は思う存分食後のスイーツを味わってくださいね。もちろん、3度の食事よりもスイーツ大好きという女性の方も、フランスでのお食事は楽しみ倍増!
お口直しの冷菓子やデザート、コーヒーのお供のプチフール盛り合わせなどなど……レストランでのお食事にはスイーツが何度も出てくるのです。そこで、今回は食後のデザートを楽しめる手頃なレストランをご紹介致します。最近のパリでデザートに最も感動した星付きレストランもご紹介したいのですが、レートの高い今、こちらのお店はかる〜く5万円はいってしまうので、まずは庶民向けのレストランからでお許しください。
せわしないリヨン駅を眺めながらフランス料理のフルコースを
今回ご紹介するル・トラン・ブルー(Le Train Bleu)はパリのリヨン駅構内にあります。近隣の国へ国際線の出ている駅なので、駅の雰囲気はなんとなくせわしなく、出発する列車や旅行客たちを眺めてるとついつい旅情が誘われてしまいます。そんなリヨン駅を眺めながら、シャンデリアが輝く豪勢な店内で今宵はフランス料理のフルコースを召し上がってみるのはいかがでしょうか?一歩店内に入るとリヨン駅のせわしなさとは打って変わって、19世紀へタイムスリップ。壁から天井にかけて一面にひろがるフレスコ画にも目が奪われます。広い店内ですが、人気店なので必ず予約をお出かけしてください。
正統派フランス料理のフルコース96ユーロ(約14400円)
円安ユーロ高の昨今、デザート一皿にしても、日本円に換算してしまうと思わず我慢したくなる金額。でもそんなことで、本場フランスに来てせっかくのデザートをスキップするなんて悲しすぎます。こちらのレストランのコース料理ではお口直しと最後の2品はスイーツづくしなので、アラカルトで頼むより絶対お得で満足度高しです。48ユーロ(約7200円)のコースと96ユーロ(約14400円)のコースの2種類あります。TGVコース48ユーロというスピーディなコースもあるようですが、こちらはお急ぎの方用コースになっており、デザートが少ないので当然却下。あとは、お財布とご相談の上、ご決定を。
色とりどりのプチフールには思わず感激!!
正統派フランス料理を味わえるこのレストラン、アミューズからメイン料理まででお腹も心も大満足です。正直、本当にふくれてしまうので、パンなど調節しながら食べてくださいね。なぜって、ココからが大切なんですから。シェフのインスピレーションのデザートを堪能したあとは、濃いエスプレッソと共に可愛いプチフールの盛り合わせが。数種のチョコレートや焼き菓子がコーヒーのお供に出てくるのはよくあるけれど、こんなに凝ったプチフールがサーブされるのには感激しました。タルトやマカロン、見た目にも楽しめるように、タルトにはチョコを使ったりクリームやジャムを使ったりとパティシエの細やかな心配りが伝わってきます。季節によって多少メニューの変更等はあるようですが、基本のスタイルは変わらないということですので、リーズナブルでグルメな旅行を計画される方はぜひお出かけくださいね。
コース料理ではサーブされる美味しいパンをついつい食べ過ぎないように注意!!
■Le Train Blue (ル・トラン・ブルー)
住所:pl. Louis Armand -75012 Paris
電話:01 43 43 09 06
休:無休
メトロ:Gare de Lyon 駅
URL:http://le-train-bleu.com/
entree(前菜)15ユーロ- (約2250円-)
plat(メイン)26ユーロ-(約3900円-)
dessert(デザート)13ユーロ(約1950円)
menu(コース)48ユーロ(約7200円)、96ユーロ(約14400円)
リヨン駅構内にあるクラシックなフランス料理レストラン
※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2007/12/04)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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