- 田中知子
- 現役パティシエ、スイーツライター。二度のフランス留学中にフランス各地へ食の旅に。花の都パリに関しては、フランス菓子のみならず、観光名所、レストラン、カフェ、イベント事など、パリジェンヌ並の情報通。現在は東京にてパティシエをしながら、季節毎にパリをチェック。「住んでるように気軽に行ける、パリ攻略法をご紹介します!」
出発エリアをに変更しました。
ショコラティエ パスカル・カフェ トロア本店のチョコレートディスプレイ
近年日本でも立て続けにショップ展開して注目を浴びている若手MOF(国家最優秀職人)のショコラティエ パスカル・カフェ氏。
パリのチョコレートショップは精錬された宝石店のような佇まいをイメージする方が多くいらっしゃいますが、今回はシャンパーニュ地方トロアにある、田舎街に溶け込んだナチュラルなパスカル・カフェ本店をご紹介したいと思います。
木枠の建造物が立て並ぶトロアの町並み
パリ東駅からバーゼル行きに乗り込み、列車に揺られること約1時間半。
パスカル・カフェの生まれの地であるシャンパーニュ地方トロアへ。
列車の本数が少ないので、朝早めに出かけて、帰りの列車時間のチェックもお忘れなく!!
窓口か券売機でtroyes(トロア)駅までの切符を買います。列車の発車時刻とどのホームから発車するかを掲示板で確認して、チケットを刻印してから列車に乗り込みます。刻印を忘れると、検察に罰金を取られるのでご注意ください。
シャンパーニュ地方はアルザス地方の西側に位置する冷涼な葡萄栽培の土地として知られ、かの有名なドン・ペリニヨンによって、シャンパンの製法が開発されて以来、シャンパーニュの名は世界的な名声を保持しています。
パスカル・カフェ氏のスペシャリテ パレ・ファン
トロアに着くと、パリのせわしなさとは打って変わって、そこはまるで時間の流れがとまったかのようなのんびりとした街。まずは歩いてパスカル・カフェの本店へ。気取ってない本店の佇まいに心奪われ、店内に一歩入るとショコラの香りが最高♪ 店員さんたちもとても感じよく、日本から来たと言うと、ショコラやケーキの説明やパスカルさんのことなど話してくれます。
パスカル氏も出張などがない時はしっかりお店に出ておられるのだそう。さすがはシャンパーニュ地方出身のパスカル・カフェ氏。おしゃれにシャンパンとショコラのマリアージュを提案していらっしゃいます。なんとも贅沢なショコラのたしなみ方ですが、彼にとっては『ごく日常の一部』なんですって!! そんな非日常を求めて、ショコラの詰め合わせを是非お試し下さい。
トロアの街はしっかりお昼休みを2時間取る街です。お店が閉まり始めたら、あくせくせずに、のーんびり郷土料理を出すレストランでランチを楽しんで下さいね。
木枠のお家が立て並ぶレストラン、ショップ街にある郷土料理レストランgrill saint-jean(グリル・サン・ジャン)のアンデュイエット
トロアのお勧めレストラン
■grill saint-jean
住所:19-21-23,rue champeaux −10000 Troyes
電話:03.25.73.52.26
menu traditinal 13,40ユーロ トラディッショナルコース(約2010円)
entree 前菜
plat メイン
desset デザート
伝統料理のコース
本日のコース10,40ユーロ(約1560円)もありましたが、トロアの郷土料理であるアンデュイエットを食べたかったので、トラディッショナルコースをチョイス。前菜はたまねぎのスープ、メインはアンデュイエットというソーセージ、デザートはムースショコラで13.40ユーロ(約2010円)はかなりお手頃なのでオススメです。
気取らないパスカル・カフェのトロア本店
■Pascal Caffetトロワ本店(Palais du chocolat)
住所:2,rue de Monnaie −10000 TROYES
電話:03 25 73 35 73
URL:http://www.pascal-caffet.com
パレ・ファンという6種類の味のチョコが6枚ずつ、36枚入りのセットがオススメ。
※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2008/01/11)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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