- 田中知子
- 現役パティシエ、スイーツライター。二度のフランス留学中にフランス各地へ食の旅に。花の都パリに関しては、フランス菓子のみならず、観光名所、レストラン、カフェ、イベント事など、パリジェンヌ並の情報通。現在は東京にてパティシエをしながら、季節毎にパリをチェック。「住んでるように気軽に行ける、パリ攻略法をご紹介します!」
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レトロな計りで紅茶を計量
フランス旅行好きの方ならきっと誰もがご存知のマリアージュ・フレール。1854年にアンリとエドゥアールの兄弟によって創設されたフランス最古の紅茶専門店です。マリアージュ・フレールのホームページでも紹介されていますが、こちらのお店のモットーは、お茶への情熱と美しさを探求する心、究極の洗練と完璧であることの追求です。お土産にも手頃なので、パリに行った際にはまとめ買いをされる方も多いはず。近年では世界の35カ国に店舗が増えて、日本でも容易に入手可能になりました。しかし、ユーロ高とはいえ、フランスで購入される方がまだお得なので、フランスへ行かれる際にはぜひお試しください。量り売りで100グラムから購入できる500種類の茶葉や紅茶のジャム、オリジナルの茶器など魅力的なお土産に出会えること間違いなしです。
さて、今回はそんなマリアージュ・フレールの魅力を存分に味わうため、ショッピングのみならず、マレ地区の本店でアフタヌーンティーなんていかがですか?
パリ=カフェという概念を覆す、素敵なサロン・ド・テの思い出になることと思います。
棚に並んだおいしそうなスイーツとお気に入りの紅茶でアフタヌーンティーを
ガイド本を片手にロンドンやパリでアフタヌーンティーの食べ歩きをしましたが、ココ、マリアージュ・フレールのアフタヌーンティーのセットは中でもかなりオススメです。
お値段は少々張りますが、アフタヌーンティーセット35ユーロ(約5250円)のマフィン、スコーン、トースト、紅茶のジャム、スイーツなど、まさに本格フランス菓子とイギリスの高級お茶菓子のコラボレーション。
さらにサービスやテーブルウェアもラグジュアリーホテルのサロン・ド・テを彷彿させるような、イギリスの王室御用達のフォートナム・メイソンに勝るとも劣らないセンスのよさ。せっかくパリまできたのですから、ぜひマリアージュ・フレール本店でワンランク上のティータイムをお過ごしください。
マリアージュ・フレール オリジナルの茶器をお土産に…
マリアージュ・フレールでお茶をするためにココまで来たものの、いざメニューをみると何を選んだらいいか分からない…。なんてこともあります。そういう時はつたないフランス語で構わないので、店員さんのオススメをお願いしちゃうのも一つの手です。500種類もの紅茶があるんですもの、迷ってあたりまえです。好きな香りのタイプや、人気の紅茶は??などと尋ねれば気軽に教えてくれます。サロン・ド・テで味わった紅茶や茶器を帰りがけにショップで買って帰れば、マリアージュ・フレールの余韻を自宅でお楽しみなんてことも可能。個人的にはフレーバーティーのノエルやマルコ・ポーロ、ウェディング・アンペリアル、ヴァニ―ユ等がオススメですが、ぜひご自身でお気に入りを発見してくださいね。
歴史あるマリージュ・フレールのマレ地区本店へ
■マリージュ・フレール
住所:30 Rue de Bourg-Tibourg- 75004 Paris
電話番号:01.42.72.28.11
URL:http://www.mariagefreres.com/
営業時間:10:30〜19:30(茶葉販売)12:00〜19:00(レストラン、サロン・ド・テ)
本店で紅茶のジャムをたっぷりのせたトーストとオムレツ、お気に入りの香りの紅茶、オリジナルスイーツでゆっくりブランチを。私は自分用にバニーユ(バニラ)の香りの紅茶を、御祝いやプレゼントにウェディング・インペリアルを買って帰ります。
※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2008/01/16)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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