- 夏樹
- 音楽修行に渡仏し20年。教会オルガニストとして活動する傍ら、日本の女性誌やWEBにフランスの新鮮な話題を常時発信。在仏日本人向けコミュニティー誌「Bisou」や、海外で活動するライター仲間が集るメルマガ「地球はとっても丸い」の編集にも携わる。
出発エリアをに変更しました。
「洋服や内装のリフォームによく使うの」ということ
地下鉄13番線を南下してPorte de Vanvesで降り、Place Porte de Vanvesまで徒歩2分。そこで毎週末、蚤の市が開かれます。お天気にもよりますが、お店が多いのはやはり日曜日のお昼時。11時から1時にかけてがいちばん賑わう時間帯です。パリの蚤の市はいくつかありますが、それぞれ、傾向が分かれています。アンティーク雑貨や家具ならこのヴァンヴ。フォークやナイフ、お皿など憧れの銀器類一式も、そろっています。
いきなり値切るのも難しいので、まずは天気の話題や世間話から
でも、値切るのが普通、というのが蚤の市。たいてい、値段は小さな白いシールに書いて張ってあります。手にとって見ていると、むこうの方から「安くしてあげるわ」と言ってくれる場合もありますが、2点以上買う場合は、「ふたつ買ったら、いくらにしてくれる?」と聞いてみましょう。Avenue Marc Sangnier の後、Avenue Georges Lafenestreの方に沿って右に曲がると、ちょっと様子が変わって、洋服屋さんや、キッチン道具屋さん、古本屋さんなどもあります。
リフォームするのが待ち遠しくなりますね
外国からはるばる仕入れにやって来る人々も多いので、ほとんどのお店の人が片言の英語ならオーケー。このアンティークボタン屋さんは、なんと日本語も。モード関係の人がよく仕入れにくるので勉強した、と話してくれました。30年代40年代のボタンを専門に扱っているということで、ひとつ50ユーロするような希少価値の高いボタンから、6個で6ユーロくらいのキッチュで楽しいものまで。個性的な装いが得意なお友達へのおみやげにも最適。
イニシャルが刺繍してあるコットンの下着や部屋着
蚤の市で洋服を買う場合、気をつけたいのは、ほつれや虫食い。試着して気に入ったら、目を皿にしてよく見てから買うこと。フランス人はだいたいにして、そんなに簡単にお財布を開けたりしないので、納得しなかったら「他のお店も見てから決めるわ」と言うくらいのことはよくあること。ヴァンヴの場合は、洋服といっても、帽子やコート(バーバリーなど)、とくに毛皮ものが多いようでした。ほんとうに、洋服を探すなら、モントルイユ蚤の市がおすすめです。
こんなおもしろい方々にも会えるのが蚤の市の醍醐味
ヴァンヴの蚤の市
■ Place Porte de Vanves
Porte de vanves:地下鉄13番線Chantillon行き
※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2008/01/23)
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