- 田中知子
- 現役パティシエ、スイーツライター。二度のフランス留学中にフランス各地へ食の旅に。花の都パリに関しては、フランス菓子のみならず、観光名所、レストラン、カフェ、イベント事など、パリジェンヌ並の情報通。現在は東京にてパティシエをしながら、季節毎にパリをチェック。「住んでるように気軽に行ける、パリ攻略法をご紹介します!」
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アンジェリーナは世界中から観光客が訪れるほどの有名店。大きなモンブラン6.2ユーロ(約992円) マロンクリームの中にはメレンゲと生クリームがたっぷり
アンジェリーナ・パリ本店は、1903年の創業以来、100年以上の歴史と伝統を誇った高級感溢れる老舗サロン・ド・テです。高級ブランドのブティックが立ち並ぶリヴォリ通り226番地に位置し、チュイルニー公園に面した一等地にあるこのお店、開店からお客様が途絶えることはありません。 洗練された店内装飾が創業当時のベル・エポック時代を物語っています。 モンブランといえばアンジェリーナと言われるほどの有名な大きな大きなモンブランを食べながら、優雅なお茶のひと時をお過ごしになるのはいかがでしょうか? 甘いものは苦手でも……建築や内装に興味のある方は必見です。
高い天井やエレガントな内装インテリアも興味深いアンジェリーナのサロン・ド・テ
店内からお客さんが溢れるほどの大繁盛店アンジェリーナ。混雑時には少々並びますが、その間も退屈することはありません。入り口を入ってすぐケーキのショーケースがあり、左側には焼き菓子やタルトがずらっと並んでいます。美しいケーキを選んでいるだけでもケーキ好きには楽しい時間です。また、せっかくなので、注目していただきたいのが、こちらのお店の内装インテリア。
20世紀の始め、建築家エドゥアール・ジャン・ニルマンによってデザインされ、高い天井やエレガントできらびやかな内装は当時のパリが繁栄した華やかなべル・エポック時代の象徴です。
つばの広い帽子を被って優雅にお茶を楽しむ上流階級のマダムになった気分で100年前に思いを馳せてみてください。
アプリコットのタルト4.2ユーロ(約672円) モンブラン以外にも、老舗サロン・ド・テらしくタルトやパイ、ココアなども人気
モンブランといえばアンジェリーナ。モンブランを食べたいというと、フランス人もまずアンジェリーナを挙げます。良くも悪くもアンジェリーナという名が必ず出てきます。アンジェリーナのモンブランが大好きという人もいれば、大きすぎてダメとか、生クリームが多過ぎとか、感想は人それぞれ。最先端をいく一流パティスリーのモンブランにはかなわないまでも、老舗サロン・ド・テの有名モンブラン6.2ユーロ(約992円)、一度は食べてみてください。ただ、本当に大きいので、2人でシェアすることをお勧めします。
リヴォリ通りに面した入り口は意外と小さいので、通り過ぎないように注意!!
■アンジェリーナ パリ本店(ANGELINA Paris)
住所:226, rue de Rivoli−75001 Paris
電話:01 42 60 82 00
営業時間:9:00-19:00
最寄り駅:Tuileries駅(1番線)
定休日:祝日
URL:http://www.groupe-bertrand.com/angelina.php/
※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2008/06/30)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
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