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海外現地発ガイド通信

絶対行きたい「ロベール・ドアノー写真展」


掲載日:2010/02/04 テーマ:美術館・博物館 行き先: フランス / パリ

タグ: すごい! 一度は見たい 素晴らしい


パリを舞台に庶民の日常生活を鋭いエスプリとユーモアで撮ったドアノー

革命記念日の夜更け、バスチーユ広場を撮った傑作 革命記念日の夜更け、バスチーユ広場を撮った傑作

ロベール・ドアノー(1912-1994)は、フランスでもっとも人気あるフォトグラファーのひとり。代表作は「市役所前でのキス」Le baiser de l' hotel de ville。絵はがきやポスターでよく見かける作品です。「レンズはありのままを撮るのではなくて、あくまで主観的。私が生きたい世界を撮りたい」という彼の言葉どおり、なんの変哲もない毎日の生活の中に宿る、貴重な一瞬を作品にしたものが展示されています。

今は亡き、パリの郊外を

「ディドロ大通り」、69年作品 「ディドロ大通り」、69年作品

今回の展覧会は、ドアノーのイメージとして定着した、「懐かしいひと昔前のパリ」を象徴する作品だけではなく、もう少し志向派の作品も、未発表の作品も見ることができるという点で、見逃せません。ジャンティー市に生まれ、モンルージュ市で育った彼は、めまぐるしいほどの早さで変遷しつつあるパリ郊外の移り変わりを、カメラにおさめています。郊外というと、今は、高層団地が立ち並んでいたり、あまり人影のない住宅地になってしまいましたが、昔はこんなに生き生きした場だったんだ、と感嘆。

ジャーナリスムからモードまで幅広く活躍

小さいけど、充実した展覧会を企画するので定評あるカルチエ財団 小さいけど、充実した展覧会を企画するので定評あるカルチエ財団

第二次世界大戦前は自動車会社ルノーで広告や工業写真の仕事をしていましたが、46年からフリーのフォトグラファーとしてジャーナリスムにかかわっていきます。48年以降は、ヴォーグなどモード関係の仕事も。そんな華やかなキャリアの傍ら、バラック小屋に住む浮浪者や、肉体労働者の生活や場末の酒場も撮影。感傷や、ノスタルジーを排した視線が感じられ、新しいドアノー像を発見することができます。

モンパルナス墓地も行ってみよう

最寄りの駅Gaite周辺は、小劇場がたくさん。これはコメディア・デラ・アルテを専門にするイタリア座 最寄りの駅Gaite周辺は、小劇場がたくさん。これはコメディア・デラ・アルテを専門にするイタリア座

展覧会が開かれているのは、カルチエ・ブレッソン財団。カルチエ・ブレッソンは20世紀初頭のシュールレアリスムに傾倒して写真を始め、47年に写真家集団「マグナム・フォト」を結成。2003年、没年の1年前にこの財団をオープンし、以来、小さいながらも見応えある写真展を企画しています。アトリエ風の大きな窓から射し込む光が眩しい建物で、モンパルナス墓地のすぐ近く。写真集、およびすぐれた写真作品のポストカードも多数、販売しています。

Fondation Henri Cartier-Bresson 2,impasse Lebouis,75014 Paris
メトロ:13番線Gaite下車、徒歩10分
休館日は日曜日,月曜日
開館時間:13時から18時半
入館料は6ユーロ

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2010/02/04)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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