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海外現地発ガイド通信

「私たちは何者?どこから来たの?そしてどこへ行くの?」を考えさせられる人類博物館


掲載日:2017/06/17 テーマ:美術館・博物館 行き先: フランス / パリ

タグ: すごい! ためになる 博物館


シャイヨー宮にあるユニークな博物館

人類博物館の入口にある電子パネル。各国の挨拶が書かれています。 人類博物館の入口にある電子パネル。各国の挨拶が書かれています。

セーヌ川を挟んでエッフェル塔の向かいにそびえ立つシャイヨー宮にはいくつかの博物館と国立シャイヨー劇場があります。この中で特にお勧めなのは、ヨーロッパでもユニークなプロジェクトを持つ人類博物館です。この博物館は、展示会場のみでなく、人間の進化の研究、教育及び普及のためのセンターの役割も担っており、定期的に教育ワークショップを開催。人類に関する主要な問題を議論するためのスペースもあり、ただの博物館とはひと味ちがう空間です。常設展示では、様々なアプローチを通じて、人間の起源の将来に対する3つの主要なテーマを取り上げています。そのテーマは「我々は何者か」、「我々はどこから来たのか」、「我々はどこへ行くのか」。この3つの題を通して客観的にその起源を伝え、未来の世界に疑問を投げかけます。

1億5000万年前の哺乳類の歯は何本?

高さ11m、2階まで続く胸像群は実在の人物の胸像もあります。 高さ11m、2階まで続く胸像群は実在の人物の胸像もあります。

展示会場は高さ3.50メートルの解放的なスペースを使っています。最初に、誰もが正確に「我々が誰であるか」を定義することから始めましょう。この第1部では身体の特徴、思考、他者とどうつながりを持つことができるのかをさまざまな側面から探求していきます。例えば1億5000万年前の最初の哺乳類を見てみましょう。驚くことに歯が52本もあるのです。今の人間は32本ですから20本も減っています。またタコ、ワニ、ネズミ、ゾウ、ゴリラなど、生物の脳が展示されていて、大きさを比較できるのも大変興味深いです。その解説には「人間は生と死を考えることができる」と書かれています。死を考えることからさまざまな文化が生まれたことが分かります。そして巨大な胸像群は見逃せません。これは19世紀の90体の胸像を11mまで積み上げたもので圧倒されます。

7000以上の言語が70億人によって話されている!

この博物館では、見る、聞く、読む、感じるなど、まさに人間が持っているあらゆる感覚を利用した展示方法をしており、年齢層を問わず引き込むことに成功しています。 この博物館では、見る、聞く、読む、感じるなど、まさに人間が持っているあらゆる感覚を利用した展示方法をしており、年齢層を問わず引き込むことに成功しています。

言語が使えることも人間の特徴。世の中では7000以上の言語が話されています。言語の展示コーナーでは「舌」があり、その舌を引っ張ると言語が聞けます。より消滅危機言語と言われている与那国方言もありました。こうしていろんな「舌」を引っ張ると、70億人がさまざまな方法で他の人に自分が考えていることを伝えていることが分かります。

修正しながら、適応された環境を創り出す人類

失われた肉体の一部を補う義手・義足・義指。6000万年からの歴史を見てきたからこそ、人類の未来について考えさせられます。 失われた肉体の一部を補う義手・義足・義指。6000万年からの歴史を見てきたからこそ、人類の未来について考えさせられます。

第2部では私たちの起源。6000万年という私たちの進化の歴史を見ていきます。サヘラントロプス、アウストラロピテクス、ホモ・エルガステル、ホモ・ネアンデルタール、ホモ・サピエンスに至るまで特徴を辿っていきます。40万年に人間は火を使用し始めて、そのことで一段と生活が豊かになりました。新石器時代になると定住化が進み、各地でその地の特色を生かした文化が創り出されます。最後の第3部は現代。人間の活動、グローバル化の社会、文化的影響によって生態に与える影響の観察を行います。この博物館を通して、人類はアフリカから来て、地球のすべての生態ゾーンを占領し、私たちは常に修正しながら、適応された環境を作ろうとしていることが分かります。ぜひ一度訪れてください。

情報:

エッフェル塔が正面にあるので、博物館のカフェで一休みすることもおすすめ。 エッフェル塔が正面にあるので、博物館のカフェで一休みすることもおすすめ。

人類博物館
17 Place du Trocadero et du 11 Novembre, 75116 Paris
10:00〜18:00(火休)
入場料:10ユーロ
http://www.museedelhomme.fr

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2017/06/17)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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