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海外現地発ガイド通信

パリの警察博物館 Musee de la prefecture de police


掲載日:2018/05/17 テーマ:美術館・博物館 行き先: フランス / パリ

タグ: おもしろい 博物館 歴史


パリ5区警察署の中にある

1795年の歩兵部隊員の制服 1795年の歩兵部隊員の制服

パリ5区といえば、カルティエラタン。ソルボンヌ大学やマクロン大統領も学んだアンリ4世高等学校など有名な学校が数多くある学生の街で、ヴォルテールやキュリー夫妻など偉人を祀るパンテオンやパリ植物園もあり、落ち着いた雰囲気です。警察博物館はそんな5区の警察署の中にあります。
ここ数年のテロの影響で警戒態勢にあるため、入口前には銃を持った警察官が立っていて用件を聞いてきます。「ミュゼ(博物館)に来ました」と言って、荷物の中身を見せ、上着の前を開けて、危険物がないか確認後、中に通してもらえます。
建物に入ってすぐの受付で博物館に来たと告げると3階だよ、と教えてくれます。警察署なので当たり前ですが警察官がウロウロしていますし、不幸にもスリや盗難などの被害にあった人たちが届け出に来ている姿もありました。

歴史資料室といった雰囲気

ここが入り口。300平方メートルの広さにさまざまな展示物があります ここが入り口。300平方メートルの広さにさまざまな展示物があります

さて、3階です。MUSEEと表示してありますが、独立した建物ではないので、警察署の中の展示室といった感じです。
「ボンジュール」と挨拶すると、思いがけず受付の女性の感じが良くて拍子抜けしました。外国人とわかるとご丁寧に「フランス語と英語、どちらで話しましょうか?」と笑顔で簡単に概要を説明してくれます。ざっくり分けて、パリの警察の歴史、犯罪と徴罰、パリと戦争、パリ警察のそれぞれの仕事、科学捜査の5つのコーナーがあります。
資料によると1254年に夜警団がいたことがわかります。1800年に現在のパリ警視庁が作られたそうです。いざ見学を始めると、マネキン警察官らが歴代の制服を着用し、ところどころに配置されています。

ギロチン、暗殺未遂、女スパイ…

ギロチンの模型。斬首刑となった罪人の模型もあります ギロチンの模型。斬首刑となった罪人の模型もあります

犯罪と懲罰のコーナーではギロチン、テロ犯罪に関する武器や器具などが展示されており、興味深くもあると同時に重い気分にさせられます。ちなみにギロチンは1977年9月10日、マルセイユの刑務所での使用が最後で、1981年に死刑が廃止されました。
国のトップを狙った古い事件についても記録があります。1800年12月24日夜の8時頃、パリのオペラ地区でナポレオン・ボナパルトの襲撃事件や、1962年8月22日、パリ郊外南で起きたシャルル・ド・ゴールフランス第18代大統領を狙った暗殺未遂についても触れられています。
毒を盛る、娼婦やスパイ、男を破滅させ殺人を犯すなど、犯罪に手を染めた女性も紹介されています。『マタハリ』『肉体の冠』など映画の題材にもなっているので、見たことがある人もいるかもしれません。

対爆スーツは重さ40キロ以上

24時間警察へ通報できる連絡機。1928年には500メートルおきに設置されていた 24時間警察へ通報できる連絡機。1928年には500メートルおきに設置されていた

順路に沿っていくとパリの戦争時代、1968年5月の学生を中心とした民衆運動についての記録と続きます。警察の各役割が紹介されたコーナーでは、爆発物処理班の対爆スーツが見られます。受付の女性の話では重さ40キロ以上(資料では60キロ以上)もあるそうです。非常に細かい作業をするため、手袋などは着用せず、素手で行うそうです。
最後にドラマで目にしたことがあるような鑑識や科学捜査関係の展示物があって終わりです。あまり目立ちませんが、受付そばのショーケースに鉛筆やペン、エコバッグなどのグッズが販売されています。
見学を終えると、運動着に着替えた警察官らがジョギングに外に駆け出して行くところでした。市民を守り、パリの治安を改善するためにも頑張ってほしいです。

関連情報

残された証拠から手がかりを見つけていく現場の再現 残された証拠から手がかりを見つけていく現場の再現

住所:4 rue de la Montagne Saint-Genevieve
75005 Paris 
パリ5区警察署内の3階

電話番号:+33(0)1 44 41 52 50

開館時間:月曜から金曜日の午前9時半から午後5時まで

料金:無料

言語:展示物はフランス語メイン、一部英語。受付の女性が英語を話してくれます

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2018/05/17)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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