page top

出発エリアをに変更しました。

海外旅行の検索・比較サイト|エイビーロード
AB-ROAD
フランス・パリ・オペラ・音楽の現地ガイド記事
RSS

海外現地発ガイド通信

フランスの作曲家、エリック・サティが暮らしたアルクイユ


掲載日:2019/12/28 テーマ:オペラ・音楽 行き先: フランス / パリ

タグ: ロケ地 ロマン 街歩き


つかみどころがない作曲家

創立900年のSaint Denys教会 創立900年のSaint Denys教会

フランスの作曲家、エリック・サティ(1866〜1925)をご存知でしょうか。彼の曲はテレビ番組やCM、ゲームなどに使われているので、顔や名前を知らなくても、耳にすればきっと聴いたことがあるはずです。
エリック・サティは1866年にノルマンディー地方のオンフルールで生まれました。パリ音楽院を辞めたあとは、1887年にパリのモンマルトルのキャバレー『黒猫』の専属ピアニストとして活動したり、舞台曲や歌曲なども創作しています。しばしばサティは謎めいていて、つかみどころがないと表現されます。多くの著名人らの裕福な生活ぶりとはほど遠い、質素な生活を続けていたようです。そんなサティが1925年に亡くなるまで過ごしたパリ郊外の街、アルクイユを歩いてきました。

映画『アメリ』にも出てきた水道橋

夜間にライトアップされる水道橋 夜間にライトアップされる水道橋

アルクイユはパリの南側にある小さな街です。以前の記事で紹介したパリ14区のモンスーリ公園からも3キロぐらいしか離れていません。メトロは通っていませんが、RERのB線が通っているため、アクセスも簡単です。
駅を出るとちょうど線路の上でカーブを描く水道橋があります。ローマガリア時代からあった水道橋は失われていますが、現役の水道橋は17世紀に造られ19世紀に増設されたもの。今日でも14万5千m3の水が毎日流れています。
間近で見ても素晴らしいのですが、少し遠くから、街の風景として全体的に眺めるほうがその良さを味わえると思います。
筆者はまず市役所に行き、地図をもらいました。Rue Marius Sidobreマリウス・シドブル通りを進み、公立図書館があるところで Rue Cauchyコシー通りを下っていくと、水道橋が見えてきます。思わずおおーっと感激すること間違いなしです。

1898年から1925年に亡くなるまで住んでいたアパルトマン

サティが暮らしていたアパルトマン サティが暮らしていたアパルトマン

水道橋と前方にあるカラフルな外観のアパルトマンに気を取られ、うっかり通り過ぎてしまったコシー通り34番地がサティが暮らしていたアパルトマンです。南欧の建物よく使われているような、あたたかみのある黄色の壁が目印です。
パリはもちろん、フランスの街を歩くと、文化人が生活していた家の壁にプレートが掲げられていることに気がつくでしょう。もちろんこのアパルトマンにもその印があります。現在も居住者が暮らしており、一般公開はされていません。何十年、数百年経って住人や内装や街の様子が変わっても建物はそこにあり続け、私たちは思いを巡らせることができるのですね。サティは水道橋が見えるこの部屋でどんな曲を作ったのでしょうか。
晩年は、飲酒が原因で肝臓を悪くし、パリ14区のSaint-Joseph病院で亡くなりました。

洋梨が供えられていたお墓

アルクイユ墓地の入り口 アルクイユ墓地の入り口

さて次はお墓です。アパルトマン横のAvenue Francois Vincent Raspail を進み、右1本目のRue de Lardenayを進み、Rue de la Division du General Leclercを直進します。途中、大通りAvenue Paul Vaillant Couturierを横断し、道なりに進むと、右側にサティが埋葬されているアルクイユ墓地の入り口があります。(※筆者はここから入りましたが、他にも複数の出入り口があるかもしれません)
サティのお墓はこの入り口を入って左に進んだ壁沿いです。壁の石碑が目印になり、すぐに見つけられるでしょう。『梨のかたちをした3つの小品』にちなんででしょうか、洋梨がひとつ置いてありました。
墓地と言っても、パリのペール=ラシェーズ墓地は事務所の人や散歩人、観光客などでひとけがありますが、こちらは筆者が訪れた際は無人でした。特に女性は一人で行くのは避けましょう。
パリ郊外といってもそんなに遠くありません。サティゆかりの地を歩いてみてください。最後にきっとあなたも聴いたことがあるサティの曲を3つ挙げておきます。
Gymnopedies 
Gnossiennes
Je te veux

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2019/12/28)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
 提供情報の真実性、合法性、安全性などについては、ご自身の責任において事前に確認して利用してください。
エイビーマガジンについて

 

キーワードで記事検索

検索