- 岸
- フランス・パリ在住。物価が高いパリで、どんな風に過ごせば満足感たっぷりの生活を送ることができるのかを日々研究中。フランスはもちろんヨーロッパが大好きで、暇さえあれば一人旅行に出掛ける行動力を活かして、町で見つけたあらゆる旬な情報をお届けします。
出発エリアをに変更しました。
機関車型の小さな列車「Petit Train」
パリの西にあるブローニュの森は都会にあると思えない癒しスポットとして親しまれています。早朝にランニングをする人、それから週末には家族連れでピクニックをする人などがいて、特に暖かい季節になると大勢が訪れます。そんなブローニュの森の北の方に、アクリマタシオン庭園があります。2014年に開館されたフォンダシオン ルイ・ヴィトン美術館の近くにあり、子供はもちろん、大人も楽しめる庭園です。
アクリマタシオン庭園は幾つか入口がありますが、メインになる公園の正面玄関にはメトロ1番線 の「Les Sablons」が便利。約7〜10分で到着します。ただ特に人気な行き方としては機関車型の小さな列車「Petit Train」。メトロ1番線「Porte Maillot」から歩いて約5分で着く場所に駅があり、小さな列車は森の中を通り抜けて公園の正面玄関まで連れて行ってくれます。
おとぎ話に出てきそうなメリーゴーランド
正面玄関から入園すると、スリル満点のジェットコースターやどこか懐かしさが漂うレトロな雰囲気があるメリーゴーランドなどのアトラクションがあります。遊園地のアトラクションに並んでいると、横に何かがやってきました。なんと本物の孔雀です。雌を追いかけるように艶やかな雄がやってきました。このように敷地内を優雅に散歩できる環境に驚くとともに、孔雀の姿が微笑ましく感じました。孔雀を追っていくと、巨大な鳥小屋に到着しました。鳥小屋はオーストラリア、東南アジア、アフリカ、インド、南アメリカの5つのゾーンに分かれており、エキゾチックな約150羽が自由に飛んでいます。
パリとは思えないようなかやぶき屋根の村
色鮮やかな鳥たちに魅せられて、他の動物たちがいるゾーンに進みました。するとかやぶき屋根で覆われた小さな「村」が見えてきました。この村には、ウサギ、モルモット、ヤギ、羊、ロバなどがいて、鶏小屋、養蜂場もあります。チャーミングなかやぶき屋根の村には、昔の醸造の道具を飾っている小屋などもあり、パリにいることを忘れてしまうほど。このゾーンにはクレープ屋もあり、オーソドックスなチーズ&ハムのほか、キャラメル&リンゴなど幸せな組み合わせも用意されています。
そして「村」を出ると大きな遊び場があります。ブランコなどいわゆる公園にあるような遊具のほか、夏にな水遊びができるスペースもあります。また大人用には筋肉運動に最適な道具もあり、親子でも楽しめそうです。
公園の後ろに見えるのがフォンダシオン ルイ・ヴィトン美術館
遊び場の横にはマリオネット劇場があり、フランスで有名な人形芝居「ギニョール」が楽しめます。注意しなくてはならないのは水、土、日、休日のみ開催されていることですが、フランスの伝統的な人形芝居なので、ぜひご覧下さい。(フランスの学校の休暇中は毎日行われています)
他にもテクノロジー、自然、創造性、文化のテーマを中心に多くのアトリエが開催されています。ただ予約が必要なので、余裕を持って問い合わせてみましょう。
このように多くの楽しみ方があるアクリマタシオン庭園。落ちて過ごしたいと思っている大人には平日がオススメ(特に秋、冬は比較的空いています)、家族連れの場合はギニョール開催日の水、土、日、休日がオススメです。
自由に動き回る孔雀たち
アクリマタシオン庭園
住所: Bois de Boulogne, Route de la Porte Dauphine a la Porte des Sablons, 75116 Paris
http://www.jardindacclimatation.fr/
※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2020/02/21)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
提供情報の真実性、合法性、安全性などについては、ご自身の責任において事前に確認して利用してください。
エイビーマガジンについて