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海外現地発ガイド通信

約2ヶ月にわたる外出制限・フランスの様子


掲載日:2020/06/10 テーマ:観光地・名所 行き先: フランス / パリ

タグ: キレイ 公園


2万人を超えた死者

緑も濃くなってきた森を散歩する人々 緑も濃くなってきた森を散歩する人々

世界中で新型コロナウイルスの感染が広まり、自由な外出や旅行が難しくなってしまいました。この事態が落ち着くまでしばらくの間は番外編の現地情報をお届けしていきたいと思います。よろしくお願いします。

番外編初回は、3月17日から始まったフランスの様子をお伝えしたいと思います。地域によって感染者数に差はありますが、フランス政府が全土に出した外出制限は違反が認められた場合、135ユーロ の罰金、2週間以内に再び破ると1500ユーロ 、ひと月に4回違反すると3700ユーロ と半年の刑罰が課せられます。日本も4月16日に安倍首相が全国に緊急事態宣言をしましたが、報道で見るかぎりではあくまでも”自粛要請”といったかたちで、強制力の伴うフランスの”命令”とはちょっと異なるようです。

なお、フランスで初めて新型コロナの感染者が確認されたのは2020年1月24日で、日本のそれと大きな違いはありませんでしたが、この原稿執筆(4月25日)時点で、フランスでの死者は2万人を超えています。日本はどうか感染爆発を抑え込んでほしいと願っています。

買い物の様子はどのように変わったのか

森や街路樹でよく見られるマロニエの花も満開 森や街路樹でよく見られるマロニエの花も満開

日本より1ヶ月ほど先に、人々の移動やレストランやバー、娯楽施設の営業が停止しているフランスでは、最初は食品や日用品の買いだめが起きました。現在はあえて言えば、スーパーマーケットに行くタイミングで小麦粉や卵が補充されていないことはたびたびあります(家で過ごす時間が長くなり、お菓子作りをする人が多いらしいです)」が、日を改めて行けばあります。

一度に入店する客数の制限、前後の客との距離を1メートルは開ける、支払いはカード払いで現金のやりとりは避ける、店員やレジ係もマスクを着用し、透明の仕切り版が立てられるなど、できるだけ接触を避けるような対策が取られています。スーパーマーケットによっては食品や日用品のオンライン注文を受け、配達もしてくれています。

フランス市民の台所、マルシェも地域によって閉鎖・営業再開など差はありますが、収穫物の流通を停滞させないための工夫も見られます。直接注文を受け、配達する生産者も出てきました。消費者は新鮮な食材を得ることができます。配達物は事前カード払いで玄関前に置かれ、人と人の近い接触を避けています。

外出が認められる項目は?

好天が続く4月半ばにはバラの良い香りが漂っていた 好天が続く4月半ばにはバラの良い香りが漂っていた

認められる外出理由は7項目(1:テレワークが不可能な仕事のための移動 2:仕事に必要なものの買い物、生活必需品の政府が指定した施設への買い物 3:遠隔診療が不可能で、かつ延期ができない患者の受診、慢性疾患を抱えた患者の受診のための移動 4:親族、弱者への支援、子どもの保護のための移動 5:自宅から1キロ、1時間以内の個人の運動、同世帯の住人との散歩、ペットの排泄のための外出。ただし、パリや一部地域では多くの人がジョギング などのための外出が増加したため、午前10時から19時までこの目的での外出禁止。 6:司法や行政の呼び出しへの出頭 7:行政の要請を受けて行う公益活動への参加)あり、フランス政府内務省のサイトからダウンロードした電子版外出許可証(または印刷した紙版)を所持して外にでます。

項目5にある買い出しや、犬の排泄のための散歩、個人で行う運動などは認められているので、家から一歩も出られないわけではなく、フランスといっても広いですし、パリだけに限定してもやはり地域、地区でかなり様子も違ってきます。この外出制限をどれぐらい苦痛に感じるか、不自由に感じるかは人それぞれでしょう。

ガラリと変わったフランス人の習慣

毎食作りのメニューに困ったときのポテトグラタン 毎食作りのメニューに困ったときのポテトグラタン

今は、外出制限解除予定の5月11日以降について、生活がどのように変化していくのか話し合われています。大学をのぞく学校は徐々に再開予定ですが、子どもを通わせるかどうか。仕事はテレワークを続行できるか。事態が落ち着いたらビズ(頬と頬をくっつけてするフランス流挨拶)はするか? それとも違う挨拶方法が広がっていくのか。 そして夏のバカンスは? 

そして、1月下旬、2月には見られなかった現地人のマスク姿が3月半ばから増え出し、現在ではまったく珍しい光景ではなくなりました。よく手を洗おう、鼻をかんだティッシュは1回きりの使用ですぐ捨てよう、マスクをしよう、咳をするときは肘の内側で受けて周りに飛ばさないように、などの感染拡大予防マナーがテレビ、ラジオ、マンションに貼ったチラシなどでさんざん啓蒙されるようになりました。
このほんの数ヶ月の間に、長い間続いていたフランス人の習慣はガラリと変わってしまったと思います。価値観を覆された現地人も多いでしょう。
新型コロナウイルスを完全に撲滅することはできなくても、再び自由に海外旅行ができるようになったその頃、フランス人は新しい習慣を続けているのでしょうか。

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2020/06/10)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
 提供情報の真実性、合法性、安全性などについては、ご自身の責任において事前に確認して利用してください。
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