- 竹内真里
- 2015年よりフランス(パリ)在住。パリで行われるイベントや、実際に足を運んで良かったオススメの観光スポットやお店情報のほか、生活や文化の違い、現地情報や最新のニュース(治安面など)も発信していけたらと思います。
出発エリアをに変更しました。
バスティーユから歩いて15分ほど。アリーグル市場にもほど近い
パリには程度の差こそあれ、数多くの日本食レストランがあり、さほど不自由を感じません。たとえば今日はラーメンが食べたいなと思ったら、日本から出店しているラーメン屋さんに行けば、満足する味にありつけます。
だいたいの和食レストランはパリの中心に集中しており、あまり東側にはありませんでした。
たまたま道を歩いていて見つけたお店がこちらの食堂です。いつか友人と来たいなと思っていたら、春の外出制限がかかり、しばしお預けに。やっと先日実現したのでご紹介します。バスティーユ界隈に来る機会があったら是非行ってみてほしいお店です。気軽に入れて、日本の雰囲気と風味に懐かしさを感じますよ。
女性にもちょうどいい分量の豆腐ハンバーグ丼
事前に予約をしてランチに行った日は、ちょうどマクロン大統領がテレビ局でジャーナリストのインタビューに答え、夜間の外出制限を発表した翌日でした。
開店と同時に入りましたが、すぐにお客さんでいっぱいになりました。内装は、テーブルや椅子なども木を基調に招き猫やダルマが飾られ、品書きも木の札に書かれており、居酒屋さんのような雰囲気です。日本人の店員さん、日本語が上手なフランス人の店員さんがキビキビ働いています。
メニューは、枝豆や揚げ出し豆腐、コロッケや刺身など一品ものから、丼ものも充実しています。私は、豆腐ハンバーグ丼(12ユーロ)、友人は唐揚げ丼(11ユーロ)を注文しました。ふんわりとした豆腐ハンバーグと、甘辛いタレが白米とよく合います。唐揚げもさくっとした揚がり具合。ちょうどいい分量です。
さくっとしてしっかりした味付けの唐揚げ定食
この日の定番デザートは、静岡の抹茶と北海道の小豆を使った抹茶チーズケーキ(4ユーロ)とチーズケーキ黒ごま(6ユーロ)がありましたが、「今日はお団子もありますよ」の店員さんの一言に即決。きなこがかかって、黒蜜が添えられたお団子は、作りたてで柔らかくもちもち。きなこの甘さで十分、ホッとする味でした。黒蜜をかけて、煎茶(2.5ユーロ)とともにおいしくいただきました。
新型コロナウイルスの影響で、多くの人の生活に変化がありました。飲食店も打撃を受けていますが、衛生環境を整え、持ち帰りサービスも提供するなど、工夫して営業を続けています。
皆さんがまたパリを旅行できる頃、和食が恋しくなったら是非じんちゃん食堂に行ってみてください。
いかにも日本!な雰囲気の店内
じんちゃん食堂
所在地:154 rue Faubourg Saint-Antoine 75012 Paris
メトロ8号線のFaidherbe-Chalignyすぐそば
電話:01 43 47 25 50
営業時間:12:00から14:30、 18:00から20:30(政府による新型コロナ対策制限のため。通常は22:30まで)
ウェブサイト:https://pickup.deliverect.com/jinchanshokudo/fr/order/
https://www.facebook.com/jinchanshokudo/
新型コロナウイルスの影響で、営業時間に変更があります。今後も変わる可能性があります。最新情報は公式サイトや電話で確認してください。
※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2020/12/28)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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