安全や健康志向からミネラルウォーターの需要が高まっている。

日本に限らずフランスでも、安全な水が求められてミネラルウォーターの需要は拡大しています。販売されている水には、ガス入りのものとガス無しの水があり、フランスでは飲みやすいガス入りの炭酸水が好まれているようです。旅先では普段以上にお世話になるミネラルウォーター。フランスでのミネラルウォーター事情をご紹介したいと思います。

個性豊かな炭酸水【フランス編】 個性豊かな炭酸水【フランス編】

フランスでのミネラルウォーターの歴史

フランスでは古くローマ時代から、天然水を治療のために療養施設で使ってきた歴史があり、19世紀に入る頃には国内に多くの水源が掘られて、本格的にミネラルウォーターとして瓶詰めが行われ始めました。そして1960年代の終わりにペットボトルが登場すると一気にミネラルウォーター市場が拡大し、現在ではフランスにはその水源が約700もあるというから驚きです。地域によって水の成分は違いますが、大まかにいうと日本の天然水に比べて硬度が高く、ミネラル分が豊富に含まれているのが特徴です。特にミネラルが多いものは、健康や美容の効果をアピールしている商品も多く、目的に合わせて水を選ぶのも普通になっています。

炭酸水が好まれる理由

フランスのレストランやカフェでミネラルウォーターを注文すると「ガス入りですか?それともガス無し?」と尋ねられます。日本では聞かれることがないので一瞬びっくりしますが、注文する時は水の銘柄を言って頼んでもOK。フランスでは日本に比べると、食事のお供として炭酸入りの水を好む人が多いようです。フランスの炭酸水の代表といえば世界中でお馴染みの「ペリエ」。ペリエはピリピリとした炭酸の刺激がやや強めなのが特徴です。食事の前に飲めば胃腸を刺激して消化を助ける効果があり、ビールやスパークリングワインに似た口当たりであるため、飲酒出来ないときの代用品としても好まれています。

フランス産のおすすめの炭酸水

他にもフランスの国内で人気の炭酸水があります。日本では殆ど知られていない「バドワ」は、美食の町リヨンから約50kmにあるサンガミエールが水源地で、ローマ時代には既に飲まれていたという説もあります。ペリエと比べるとやや繊細な炭酸が特徴です。刺激が少ないので飲みやすく、ほんのり感じる塩味も喉の渇きを癒したり食欲を増進させたりする効果があります。また、炭酸水の中で一番マグネシウムが多い「ロザナ」は、ストレスや不眠症に効果があるとされており、健康志向の人に人気があります。どちらもスーパーマーケットで手に入ります。この他にもミネラルウォーター売り場に行くと迷ってしまうほどの種類が並んでいます。ボトルも味も個性豊かなので、ぜひ旅行中に飲み比べをしてみてはいかがですか。