昔ながらのカフェが多いパリ

近年ではスターバックスのような大手チェーン系のコーヒーショップも増えてきているパリですが、長く培われたカフェ文化は根強く、街中を歩いていると、昔ながらのスタイルで営業している独立系のお店をたくさん見かけます。テラス席でおしゃべりしながらコーヒーを飲んでいる人などを見かけたりすると、観光の合間にふらっと立ち寄りたくなるかもしれませんね。「(商品名)+シル・ヴ・プレ?」で簡単に注文できるので、臆せずぜひ入って欲しいところですが、ひとつ注意していただきたいことがあります。パリにある昔ながらのカフェでは、日本では馴染みのない「席ごとの価格設定」というのがあります。

メニュー表。このカフェでは店内とテラス席の2種類の価格が設定されている メニュー表。このカフェでは店内とテラス席の2種類の価格が設定されている

高いのはテラス、安いのはカウンター

店によってもシステムは若干異なりますが、共通しているのはテラス(外)席の料金が一番高いということです。屋内の席ではそれより安く、カウンターではさらに安くなる場合があります。「晴れた日に気分良くコーヒーが飲みたい!」ということであればテラス席を選ぶといいと思いますが、「試しに一度入ってみたい」もしくは「純粋にコーヒーが飲みたい」というだけなら、ひとまず店内の席を選ぶといいと思います。店によってテラスと屋内の2段階の場合も、テラスと屋内とカウンターの3段階の場合もあるので、気になる方は入店時にメニュー表などを確認しておきましょう。

たばこを吸うなら必ずテラス席へ

高めに設定されているテラス席を選ぶ理由は、実はもうひとつあります。フランスでは、レストランやカフェを含め、ほぼすべての屋内のパブリックスペースは禁煙となっています。日本のような禁煙の張り紙がないところでもそうですし、喫煙スペースと禁煙スペースに分かれているということもありません。その代わり屋外では自由に喫煙できます。なので、カフェでコーヒーを飲みながらたばこを吸いたいという方は、必然的にテラス席を選ばざるを得ないということになります。喫煙者の方は注意しましょう。また、昔ながらのカフェでなく、セフルサービス式になっているような新しいスタイルのカフェでは基本的に同一料金なので、席のことは気にせず利用しましょう。